やりたいことや好きなことなんて、なくていい(愛媛大学附属高校 講演)

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高校生に向けて、進路の話をしてきました。テーマは「やりたいことや好きなことなんて、なくていい」。借金6,000万円・大島・うつ・10年の発信を経てきたぼくが、進路に悩む人に向けて話した内容を、ほぼそのまま残しています。


今日この会場で、たぶんぼくが一番お金がない

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みなさんこんにちは。今日は愛媛の大島からやってきました。なにを言いたいかというと、たぶんこの会場にいるなかで、ぼくが一番お金がないと思います。

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ぼくは今、借金が6,000万円あるんですね。みんなお小遣いとかお年玉を貯めてる人もいるかもしれないけど、ぼくはマイナス6,000万円。そこからちょっとずつ浮上していって、今は5,100万円くらいかな。毎月60万円ずつ返済しています。スイッチ2が20個くらい買えるお金を、毎月返してる感じですね。

借金の話をする大人ってあんまりいないと思うんですけど、今日はそういう立場から話をさせてください。伝えたいことはひとつ。やりたいこととか、好きなことなんて、なくていいっていう話です。ぼくも高校3年生のころ、進路なんてなにも考えてなかったですから。

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ちなみに、毎月60万円をどうやって返してるか。じつはAIを使ってます。ぼくは今、毎月AIに3万円くらい払ってるんですね。難しい言葉で「連帯保証人」っていうのがあって、これは本来なったらダメなやつです。社会に出る前に覚えておいてください。

でもぼくは、そのAIに「あなたはぼくの連帯保証人です。法的に責任があります」って設定して、仕事をさせてます。人に「ぼくの借金返してくれ」なんて頼めないですからね。AIなら可愛いもんです。

小学生まで、家のトイレはボットン便所だった

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簡単に自己紹介を。村上周平といいます。今治市の大島ってところで生まれて、今もそこに住んでいて、36歳です。平成元年、1989年生まれ。船で通学して、今治の高校に行きました。SNSのフォロワーは全部合わせて30万人くらい。インスタが6万9,000人、Xが8万人とか。これは本当の話です。

ただ、こう聞くと「すごい人だったんでしょ」って思うじゃないですか。実際の暮らしぶりはというと。

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小学生まで、家のトイレはボットン便所でした。じいちゃんばあちゃんと暮らしてたんですね。

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あとめちゃくちゃ気にしてたのが、ゲーム機がいつも1〜2世代古かったこと。プレステ2が出てるときに、プレステ1を中古で買うみたいな。最新のゲームっていいなって、ずっと思ってました。

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水泳の授業のときの巻きタオルも、買ってもらえなかったんですよ。みんなドラゴンボールとかセーラームーンの巻きタオルやってるなか、ばあちゃんがゴムを買ってきて、百合の柄のタオルに巻きタオルにしてくれて。ぼくだけちょっと時代が違うみたいな感じでした。

家がバレるのもすごく嫌で、友達に「この辺だよ」ってごまかしてました。だからとにかく「普通になりたい」っていう気持ちが、ものすごく強かったんですね。

ようやく「ふつう」になれた、と思った

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そこから山梨の大学に行って、東京で就職しました。

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お台場のビルの18階が勤務先で、スーツをパリッと着て、1年目から新幹線で出張して、会社の金色のクレジットカードを持って。「かっこいい、俺、普通になれた」って思ったんですね。このまま給料もらって、東京でマンション買ったら最高じゃんって。

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そんなときに、ある先輩に出会いました。夢を語る人だったんです。「成功しようよ」って。最初は就職できたんで満足なんですって言ってたんだけど、上の世代の先輩や上司を見てたら、結構しんどそうに働いてるなって見えてたんですね。だんだん、その夢を語る先輩が、なんだか眩しく見えてきた。

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それでビジネスをやったらいいんじゃないかと思って、今日は覚えなくていい言葉ですけど「マルチ商法」っていうのを始めました。結果、奨学金もあったうえに、クレジットカードを使い込んで200万円くらい借金が増えて、合計500万円。24歳でした。みんなは今17歳くらいだから、あと7年くらいすると、ですね。みんながそうなるわけじゃないですけど。

6ヶ月、会社に行けなくなった

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毎月お金もないし、ぼく、朝が起きられないんですよ。船に送ってもらう20分も寝てたし、メールを返すのも本当に苦手で。会社でトイレに逃げ込んで、2時間くらい寝てました。みんなで言うと、3時間目の授業中にいなくなって5限目まで寝てる感じ。バレてないと思ってたけど、バレてましたね。

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どうなったかというと、6ヶ月、会社に行かなくなりました。上司の電話にも出ない、電源を切ってる。最後は会社の人が家まで生存確認に来ました。精神科にも行って、診断書ももらいました。あれだけ憧れた18階のビルの近くに行くと、誰かが自分を知ってるんじゃないかと思って、きつくて行けなかったんですね。

島流し、そして10年の積み重ね

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それで島流しです。親に全部バレて、生まれた大島に戻ってきました。会社に行ってなかったこと、合コンには行ってたこと(笑)、全部バレて。

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借金のことも、抑うつのことも、当時は家族にも友達にも、誰にも言えなかったんですよ。

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そこから愛媛で就職したり、父親が亡くなったり、いろいろあって。28歳くらい、2017年からSNSやブログを始めました。当時はTwitterでしたね。それを10年くらい続けたら、どうなったか。ブログ記事はだいたい500記事。ポッドキャストは8年間、毎日更新で5,000本。2022年には『お金の不安ゼロ化メソッド』っていう書籍も出せました。フォロワーは全部合わせて30万人くらいになって、銀行から6,000万円を借りられるようになった。これは嘘じゃないです。

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なにに6,000万円を使ったかというと、大島に建物を建てました。自分のオフィスを兼ねた地域の拠点で、ベーグル屋さんとか、在宅でホームページを作ってる方とか、いろんな人が使ってくれています。

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でも今日のテーマでいうと、「個性が大事」「好きなことを仕事に」「やりたいことを見つけよう」ってよく言われますよね。ぼく、この仕事を誰かに教わったわけじゃないし、教科書にも載ってなかった。高校のときも、社会人になってからも「これをやりたい」なんて思ったことがないんです。マルチ商法で借金して、親に嘘ついて帰ってきたときなんて、人生終わったと思いました。でもなぜか、今ここに立ってるんですよね。

はずれ者が、進化をつくる

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入試とか国語の授業で読んだことがあるかもしれません。『はずれ者が進化をつくる』っていう本があるんです。1〜2時間で読めるので、ぜひ読んでほしい。

生物がどうやって生き残ってきたか。強いものが生き残ったと思うじゃないですか。でも、弱いものが生き残ったんですよ。人間も生き物だから、好きなことや得意なことがある人が生き残りそうに思うけど、じつはそうじゃない。

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たとえば「個性が大事」って言われても、自分の個性ってすぐ言えない。でも遺伝子のパターンって70兆通りくらい出せるらしいんですね。世界の人口は80億人。ということは、みんな遺伝子的には絶対にバラバラなんです。一緒なんてありえない。だからこの時点で「個性がない」なんてことは絶対にない。個性ってつまり、バラバラであること、なんですね。

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雑草も、研究所で種をまいて水をやっても、なかなか出てこないんだって。泥棒草やひっつき虫みたいなのも、出てくるタイミングがバラバラ。早く出たから偉いわけでも、遅く出たから偉いわけでもない。ぼくも高校のときは劣等感ばっかり抱えてたけど、早い・遅いは、ただバラバラなだけ。上も下もないんです。

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19世紀のアイルランドで、100万人が亡くなった話があります。原因はジャガイモ。よくできる1種類のジャガイモばっかり育ててたら、それが病気になって、みんな一斉に食べられなくなった。香川県1個分くらいの人が亡くなったんです。正解だと思って全員が同じものに乗ったら、全員沈む。バラバラであることが、それだけ大事なんですね。

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イギリスの産業革命のときの蛾の話もあります。もともと白い蛾は木に紛れて生き残ってたのに、工場の煙突から出る黒いススで木が黒くなった瞬間、白い蛾は鳥に食べられて、黒い蛾が生き残った。環境が変われば、はずれ者が新しい標準になる。これからAIも含めて、環境はどんどん変わります。だから「自分は人と違うな」って思ってた人が、新しい基準になる可能性があるんですよ。

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この本がいいのは、大事なのは「強い」ことじゃなくて「しぶとい」ことだって言ってるところなんです。

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そしてこの本は、ナンバーワンになれるオンリーワンのポジションを見つけよう、って言うんですね。これから就職を迎えるみんなにとって、ちょっと怖い話もしておきます。

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新卒採用は、これからずっと絞られていきます。会社が新しい人を取らなくなってきてる。SBIという銀行の会長も「新卒を絞る」と言っています。なぜかというと、議事録を書くような、新卒の人がやっていた仕事を、AIが今どんどんやってるからです。

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エンジニアもそう。みんなが使うアプリのコードも、今はAIがほとんど書いてる。それを人間がチェックするんだけど、チェックできるのは20年30年やったベテランだけ。経験の浅い若いエンジニアは、AIが書いたものが合ってるかどうか分からない。だから「若いエンジニアいりません」が、まさに今起こってるんです。手に職があればいい、というわけでもない。当たり前は、昭和の電話から携帯、スマホ、そしてロボットへと、どんどん変わるんですね。正解がコロコロ変わる。先生もお父さんお母さんも、3年後5年後がどうなるかは分からない。だって誰もまだ経験してないから。

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でも、ひとつ言いたいのは。みんなのOS、つまり考え方や柔軟性は、ぼくらよりも圧倒的に高いんです。ぼくは36歳でみんなより20個上だけど、みんなは当たり前にスマホを使うし、情報をネットから取る。ぼくが10代のころ、家にパソコンはなかった。大学で初めて触ったんです。だから近くの大人が「それは違う」と言っても、みんなの感覚のほうが合ってると思う。それを大事にしてほしいんです。

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偉そうに話してきましたが、去年も会社が8回くらい潰れかけました。今もピンチで、借金を返してる最中です。何が起こるか、ぼくも分からない。毎日なんとか生き延びてる、それを繰り返してるだけ。ぼくもすごい人間では、まったくないんですね。

みんなの脳は、一緒じゃない

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これも、ぼくが高校のころにはなかった言葉なんですけど。脳神経の多様性、「ニューロダイバーシティ」というものがあります。みんなの脳は一緒じゃないんですよ。神経のつなぎ方も、得意なことも苦手なことも、全部バラバラ。レーダーチャートでいうとギザギザなんですね。

ぼくの場合は、決まったことを決まった順序でやるのがものすごく苦手。朝起きるのも苦手。これをずっと「自分が悪いんだ」と思ってました。みんな当たり前に起きて出社してメールを返すのに、ぼくはそれができない。でも、その人生のレールから外れてどん底になったときに、ブログやSNSを始めたら、「発信のおかげで人生が変わりました」って感謝されることが増えたんですね。

自分がついやってしまうこと。今日のスライドも全部AIに作ってもらってるんですけど、これを工夫するのが楽しくて、つい凝っちゃう。このやり方を教えるだけでも仕事になって、この前は3〜4時間しゃべって12万円もらいました。だから、自分のなにが得意かなんて、本当に分からないんですよ。苦手なことはAIにやってもらえばいい。ぼくは今、スケジュール管理も全部AIにお願いしています。

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さっきの連帯保証人の話。じつは最初「あなたは法的にぼくの連帯保証人です」と設定しようとしたら、AIに「いや、法的には無理です」ってめちゃくちゃ真面目に返されました。「一回、演技でいいからやって」と頼んで、そこから設定を変えてないんです。

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今起こってることでいうと。昔は都会に行かないといい仕事がなかった。でも今は、サンフランシスコでもニューヨークでも、この大島の築80年の古民家でも、世界最新のAIが同じように使えるんです。ネットとスマホかパソコンがあればいい。場所の制約が消えたんですね。都会に行きたい子は行ったらいい。でも、行って違うなと思ったら、帰ってきてもいろんなことができる。仕事がないなんて言うけど、自分で仕事を作れますから、大丈夫です。

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ぼくは猫を飼ってるんですけど、猫って飼われてるのに、全然そう思ってないんですよ。「お前ここにいるのか」みたいな顔で、好きなところで寝て、好きなときに日向ぼっこする。むちゃくちゃ能動的に生きてる。この授業もそうだし、ぼくが借金を返すのもそうだけど、世の中には「やらないといけない」受動的な環境がある。でも、その受動的な環境のなかで、どうしたらもっと良くなるかを考えて能動的に生きる。それが大事だなって、猫を見てて思ったんです。

ぼくは今、人口が減って農家さんも減っていく大島で暮らしてます。でも、これから先進国はどこも人口が減る。日本の田舎は、世界のフロンティアなんですよ。人が減って人手不足のなかに、都会と同じAIが使える。そこでなにが起こるか、ぼくは今、6,000万円かけて建てた建物で実験してるんです。うまくいかない確率のほうが高い。でも、誰もやらなかったことをやらないと、変わらないから。社会のレールから外れたからこそ、できることなのかなと思います。

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ということで、借金500万円が36歳で6,000万円になって、しゅうへいが増えちゃったな、と。AIで分身が増えてるってことにしておきましょう(笑)。

自分って、なんだっけ?

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最後に、ちょっと考えてほしいことがあります。「自分って、なんだっけ?」っていう話です。

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ヒントは、仏教と猫です。

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仏教では「無我」というのを説いています。お釈迦様は2,600年前に「自分なんていないよ」と言ったんですね。すごくないですか。脳科学の最新の研究でも、「自分」という意識がどこにあるのか、はっきり分からないと言われています。

ピザって8等分にするじゃないですか。じつは人間も分かれてる。平野啓一郎さんの「分人」という考え方です。今ここで講演してるしゅうへいと、家に帰って短パン一丁でアイスを食ってるしゅうへいは違うでしょ。トイレで2時間寝てたしゅうへいも、たぶんイメージが湧かない。みんなも、お父さんお母さんと喧嘩してるときの自分と、部屋に戻ったときの自分は違いますよね。肉体だって、何年か経てば細胞が全部入れ替わる。学校での自分、家での自分、コンビニでアイスを買うときの自分。それが全部集まって「自分」になってるんです。決まった、安定した自分なんていない。常に変わってる。それをお釈迦様は2,600年前に言ったんですね。

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もうひとつ、覚えてほしい言葉があります。「衝動」と「コナトゥス」です。衝動っていうのは、やる気やモチベーションじゃなくて、なぜかついやってしまうこと。取り憑かれてるみたいに。ぼくだったら「もっと良くできないかな」って、つい何回もAIに依頼しちゃう。それです。瞑想のようにじっと向き合うのとは対照的な、つい動いてしまう力。

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「コナトゥス」というのは、自分の本質みたいなものです。竹はまっすぐ伸びるし、ツルは横に伸びる。それぞれに本質がある。人間も同じで、あなたはあなたっぽいことに、ついよってしまう。それができない、避けられない、というのがコナトゥス。17世紀のオランダの哲学者スピノザが出した概念です。スピノザ、すごいんですよ。自分のコナトゥスはなにかな、本質はなにかな、って探してみると、それが自分っぽさや個性につながってくると思います。

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今日伝えたかったのは、やりたいことや好きなことなんて、なくていいっていうことでした。ぼく自身、好きなことを仕事にしようなんて思って生きてきたわけじゃない。借金して、うつになって、島流しになって。それでも、ついやってしまうことを10年続けたら、今ここに立っている。

早く芽が出なくても、人と違っても、それは欠点じゃなくて、ただバラバラなだけ。環境はこれからどんどん変わるから、はずれ者が新しい標準になる可能性がある。強くなくていい。しぶとくいてほしい。そして「自分って、なんだっけ?」って、たまに考えてみてください。

ちなみに、ぼくは『本つまみぐいラジオ』という、本を紹介するラジオをやっています。Spotifyで日本の総合9位になったこともあって、無料で聞けます。本を読みたいけど読めないな、という人はぜひ。書籍『お金の不安ゼロ化メソッド』も置いておきますね。「猫のように生きる(Live Like A Cat)」、LLACに込めた思いも、今日の話のなかに全部入っています。

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講演動画(再掲)

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