ポッドキャストの教科書
音声配信を仕事にして、人生を豊かにするための全9チャプター。動画・テキスト・音声の3つを用意したので、あなたのペースで学んでください。
はじめにこの教科書の「数字」について
本書で紹介している売上・収益の数字は、すべて 2023年時点のもの。現在の Voicyプレミアム(月額課金)からの直接収益は月7万円前後 に落ち着いています。
ただし、ポッドキャストを入口にしたメルマガ・商品販売・オンラインスクール・コンサル。音声配信を起点にしたコンテンツ販売全体で見れば、いまも月100〜200万円の売上があります。「音声で信頼を積み上げる」構造そのものは、今でも変わらずワークしているんですよ。
数字の金額や比率は時期で変わります。でも、この教科書で解説している 戦略・設計の本質 は、今もそのまま通用する。目の前の数字に惑わされず、構造のほうを掴んでください。
ビデオポッドキャスト機材紹介
実際にぼくが使っている機材を、動画でまるっと紹介しています。迷ったら真似してください。
- マイク:SHURE SM7dB(プロ仕様のダイナミックマイク)
- オーディオインターフェース:Shure MVX2U
- PC接続:MacBook に USB直結
※ 以前は Blue Yeti(USBマイク単体)を使ってたんですが、音にもう一段こだわりたくなって上記の構成に乗り換えました。
ポッドキャストを始める前に知っておきたい5つのこと
動画の内容をテキストで解説。動画を見ながら読んでもいいし、テキストだけで進めてもOK。
ポッドキャストで叶うライフスタイル
ポッドキャストの教科書の無料ゾーンを聞いていただいてありがとうございます。ここでは、ポッドキャストを始める前に知っておきたい5つのこと──メリット・デメリットをざっくりわかりやすくまとめていきます。
まず、ポッドキャストを仕事にすることでどんな生活が叶うのか、ぼく自身の体験からお話しさせてください。
ぼくはポッドキャストを仕事にすることで、人生を豊かにできると思ってます。実際にそうなりました。Voicyやポッドキャストに関わる時間は、だいたい1日30分から1時間ぐらい。それだけで月に30万円ぐらいの収入になってます(※2023年時点。最新の数字は冒頭の注記を参照)。
「え、それだけでいいの?」って思いますよね。1日30分から1時間で仕事が終わるので、残りの時間は家族との時間やプライベート、他の仕事にも使える。時間に余裕のあるライフスタイルが叶いやすい仕事なんですよね。
実際にぼくもVoicyを5年ぐらい続けてきた中で、いろんなことが叶いました。書籍の出版(『お金の不安ゼロ化メソッド』KADOKAWA)、フリーランスの学校というオンラインスクールの運営(参加者2万3,000人超)、渋谷パルコにも出展したLLAC(リブライカキャット)というライフスタイルブランドの立ち上げ、全国90カ所以上でのセミナー開催。こういったことが、ポッドキャストを基盤にして叶ってきたんですよね。
だからこそ、この経験を皆さんにも伝えたくて「ポッドキャストの教科書」にまとめています。
5つのポイント(概要)
- ポッドキャストの市場規模 — どれぐらいのマーケットになっているのか
- ポッドキャストのメディア特性 — バズらないメディアの正体
- すぐお金にならない — マネタイズの現実
- 動画よりも音声の方がブランド認知されやすい — 意外なメリット
- 制作コストが低く続けやすい — ライフワークにできる理由
1. ポッドキャストの市場規模
簡単に覚えてほしいのは、日本のポッドキャスト市場はまだまだ小さい。でも、伸び率がすさまじいということ。
日本のリスナー動向
2025年12月のオトナル/朝日新聞社の調査によると、日本のポッドキャスト利用率(月1回以上聴取)は全年代で18.2%。
| 年 | 利用率 |
|---|---|
| 2020年 | 14.2% |
| 2021年 | 14.4% |
| 2022年 | 15.7% |
| 2023年 | 15.7% |
| 2024年 | 17.2% |
| 2025年 | 18.2% |
注目すべきは若い世代で、15〜19歳は40.5%、20代は28.8%。Netflix・Facebook・ABEMA・雑誌を上回る利用率に到達。Z世代を中心に確実に広がってきてます。
グローバルとの差=伸びしろ
一方で、グローバルのポッドキャストリスナーは約6億1,920万人(2026年推計)。グローバル平均の利用率は約41%で、日本の18.2%と比べると約23ポイントの伸びしろがあるということです。アメリカなんて成人の約55%がポッドキャストリスナーですからね。
広告市場の成長
日本のポッドキャスト関連の広告市場は、2024年時点で約500億円。これが2033年には約1,900億円になると予測されています(年平均成長率15.8%)。
しかもポッドキャストユーザーの64.4%が聴いた内容を検索し、40.6%が購入経験あり。リスナーの行動転換率がめちゃくちゃ高いんですよね。
なぜ「今」始めるべきなのか
「今のアメリカを見ると10年後の日本が分かる」って言われるぐらい、日本はトレンドが遅れて入ってくる。アメリカでは2018〜2019年ぐらいからポッドキャストがグーッと伸びてきた。それが数年遅れで日本に来ると考えたら、まさに今が始めどき。ヒカキンさんが2011〜2012年にYouTubeを始めた時、まだ全然稼げなかったけど、早くからコツコツ続けたから日本一のYouTuberになった。同じことがポッドキャストでも起こり得るということです。
2. ポッドキャストのメディア特性
一言で言うと、バズらないメディアです。
TikTok、YouTube、X、インスタ。これらはアルゴリズムやレコメンドで、フォロワーの10倍100倍のリーチが出せますよね。ぼくもインスタ(6万人超)で一番バズった投稿はリーチ数125万人。愛媛県の人口ぐらいの人に無料でリーチできたわけです。でも、こんな「バズる」構造は、音声メディアにはありません。
海と山のメディア
水は熱しにくく冷めにくい。逆に岩や土は熱しやすく冷めやすい。
- 音声メディア=海タイプ — じわじわ温まって、じわじわ冷める
- TikTok・YouTube=山タイプ — 一気に熱くなるけど、一気に冷める
だから音声メディアのいい部分は、バズらないけど急にリスナーが減ることもないということ。積立投資みたいなものです。FXでレバレッジかけて何倍にするんじゃなくて、5年10年でじわじわ積み上げていく。
バズらないから逆にいいこと
基本戦略としては、リーチが取れるメディア(YouTube、TikTok、インスタ)と組み合わせること。音声メディア単独よりも、他のメディアと一緒に運用するのが王道です。
あと面白いのが、アルゴリズムよりも人のバイオリズムに近いメディアだということ。心地よさ、優しい言葉遣い、声のトーン、楽しそうに話してるか。本当に「人間の生身のメディア」に近いんですよね。
3. すぐお金にならない
バズりにくい=リーチが増えにくい=集客しにくい。だから最初はお金にもなりにくいです。でも、海外にはポッドキャストで1億円稼ぐクリエイターもいます。中長期で運用して、しっかり商品を用意したり高単価な商品を設計することで、収入は上がっていきます。
7つのマネタイズ方法
- コーチング・コンサル — 専門知識を活かした個別支援
- オンラインコース販売 — 教材・講座の提供
- アフィリエイト広告 — 紹介報酬型の広告
- ブランドパートナーシップ — いわゆる企業案件
- 物販 — グッズや商品の販売
- 有料・限定コンテンツ — Patreonなどの課金型
- YouTubeポッドキャスト — YouTube広告(AdSense)による収益
リスナーの特性
マネタイズはしにくいんですけど、ポッドキャストリスナーは所得が高い傾向にあります。ポッドキャスト非ユーザーよりもユーザーの方が、所得や使えるお金が多いことが分かってます。
4. 動画よりも音声の方がブランド認知されやすい
再生回数やリーチは取りにくいのに、ブランド認知は音声の方が強いんですよ。
Spotifyの調査で、ブランド認知を3パターンで比較した結果、一番ブランド認知が高かったのは音声のみ。音声だけで聴いた方が頭に残った、脳波が反応したということらしいです。
さらに、音声で聴いた後に動画でも見ると、ブランド認知がより高まるというデータもあります。つまり、ポッドキャスト+動画の組み合わせが最強ということ。
実際、2025年初頭にはYouTubeの月間ビデオポッドキャスト視聴者が10億人を突破。日本でもポッドキャストユーザーの76.2%がビデオポッドキャストを月1回以上視聴しています。
5. 制作コストが低く続けやすい
YouTubeとかSNSとかブログって、がんばっていくと制作コストがめちゃくちゃ高い。それに比べてポッドキャストは、基本的にスマホに向かって話せばいい。ぼくも普段の放送は一発撮りです。自宅から撮って、出張中ならホテルで撮って、移動中に車の中で撮ることもある。
続けやすいからこそライフワークになる
制作コストが低いから、1日1時間以下で仕事が回る。しかも61%のポッドキャスターがAIを制作に導入しているというデータもあって(2025年時点)、編集や要約、ショート動画への切り出しなどをAIに任せれば、さらに効率は上がります。
YouTuberさんは10万人、30万人いっても解散したり休んだりしますよね。40代で老眼が始まったり肩がバキバキになったりすると、映像制作はどうしても続けにくくなる。でもポッドキャストなら話せばいい。5分10分話すだけ。カロリーが低く、続けやすい。
まとめ
- 市場規模 — 日本はまだ小さいけど、利用率18.2%(グローバル平均41%との差が伸びしろ)。広告市場は2033年に約1,900億円へ
- メディア特性 — バズらないけど急に落ちもしない。積立投資型のメディア
- すぐお金にならない — でもリスナーは所得が高く、行動転換率も高い
- ブランド認知が強い — 動画より音声の方が記憶に残る。音声+動画の組み合わせが最強
- 制作コストが低い — 話すだけ。AIも活用すればさらに効率的
【前半】失敗しないポッドキャストの始め方
ここからは有料ゾーンです。「失敗しないポッドキャストの始め方」というテーマで話していきます。5つのポイントのうち、前半では1と2を解説します。
1. ポッドキャストにおける「失敗」の定義
失敗=すぐやめちゃうこと
一言で言うと、すぐやめちゃうことです。これはインスタとかYouTubeとか他のSNSと全く同じで、やっぱりすぐやめたら失敗なんですよね。野球とかバイオリンとか料理とかも同じで、最初ちょっとやっただけで合う合わないってわからないじゃないですか。
少なくとも1年〜3年は続ける
じゃあどれぐらい続けたらいいかというと、少なくとも1年〜3年ぐらいは続けた方がいいです。ちょっとハードル上げるような言い方をすると、3年ぐらいは毎日話してみるといいと思います。前提として他のインスタやYouTubeと比べると毎日やる制作コストは非常に低いですよね。
ぼくも最初はゼロ人だった
ぼくも一番最初は全然聞かれなくて、Voicyを始める前にDiscordのコミュニティラジオでライブ配信をやってたんですよ。誰も来ないってこともありました。路上ライブで夏色歌ってるのに誰も聞いてないみたいな状況ですよ。それでもゼロ人でも話し続けたんですよね。毎日100日ぐらい、3ヶ月続けました。その実績をもとにVoicyの審査に応募したら受かったんです。
全然聞かれなくても「失敗」じゃない
ポッドキャストはアルゴリズム的なサポートをもらえにくいメディアなので、本当にきついんですよね。何年やっても聞かれないということもある。でも、それは失敗じゃないんです。すぐやめちゃうことが失敗です。
仮に全然聞かれなかったとしても、こういう成長が起こります。
- 話し方がアップデートされる
- コンテンツ作りがうまくなる
- インプット量が増えて知識がつく
- 言葉選びが磨かれる
ぼくも5年前と比べたら、音声配信をやってなかったら全然ちがう自分だったと思います。どこに行っても「話うまいですね」って言われるんですよ。やってきたことは毎日話すっていうこと、それだけです。
続けられる配信スタイルを見つけよう
失敗=すぐやめちゃうこと。じゃあ続けるために何が大事かというと、続けられる配信スタイルです。自宅でできるとか、一人で喋れるとか、リモートでいつでもできるとか。パッと収録しようと思った時にすぐできるスタイルがいい。収録スタジオに行かないといけないとかだと、ジム通いが続かないのと同じことになっちゃいます。
市場拡大を待ちながら自分を磨く
ぼくも2018年からコツコツやっていて、2020〜2021年ぐらいにクラブハウスが出てVoicyも伸び始めた。早く始めておくとそれだけ実績を先に作れるので、後から入ってきたリスナーさんがあなたのフォロワーになる可能性が高い。これが先行者優位です。
2025年以降、2026〜2028年ぐらいで日本でもポッドキャスト人口はぐーっと増えてくるはず。ぼくの予想だと2030年のちょい手前ぐらいに、YouTubeで飯を食うみたいな状態に近いぐらいになるんじゃないかなと見ています。
2. プラットフォームの選び方
動画と全く違う考え方
ポッドキャストはまず「どこで配信するか」を考えないといけない。代表的なプラットフォームはこんな感じです。
- Voicy
- Spotify
- Apple Podcast
- スタンドFM
- YouTubeポッドキャスト
- Podbean、その他海外サービス
基本は「マルチ配信」でOK
めんどくさいのでどうするかというと、マルチ配信をやります。1個の音声ファイルを作って1本上げたら、複数のプラットフォームに流れるという仕組みがすでにあります。
マルチ配信ができるプラットフォーム2つ
① Spotify for Podcasters(旧Anchor)
このアプリ(ブラウザでもOK)に音声ファイルを1つアップロードすれば、Spotifyに流れるのはもちろん、Apple Podcastにも流れる配信スタイルです。
② スタンドFM
日本のプラットフォーム。マルチ配信機能が追加されていて、アカウントを作って音声を上げたら「マルチ配信する」ボタンを押すだけ。SpotifyやApple Podcastなど他のプラットフォームに勝手に流れます。
Voicyの注意点
ここで注意しないといけないのが、Voicyはマルチ配信に対応していないということ。SpotifyやスタンドFMからマルチ配信しても、Voicyには流れません。VoicyはVoicyのアプリまたはブラウザサイトから音声を流す必要があります。
ぼくのやり方のようにMacBookのボイスメモアプリで録音して、その音声ファイルをVoicyにもSpotifyにもスタンドFMにもそれぞれアップロードすることはできます。めんどくさいけど、それぞれに上げていくスタイルですね。
YouTubeポッドキャスト(ビデオポッドキャスト)
もう1つ覚えておいてほしいのが、YouTubeポッドキャスト。マイクの前で話している動画を撮って、テロップとか入れなくていいのでそのままYouTubeに上げるビデオポッドキャストです。YouTubeのアドセンス(収益化)の対象になっているので、マネタイズまで考えると強力です。
- 動画を撮って話す
- 動画ファイルはYouTubeポッドキャストに上げる
- 動画の音声ファイルはSpotifyまたはスタンドFMからマルチ配信する
顔出ししたくない方は、1枚の画像がずっと表示されて音声が流れるスタイルでもOKです。
【後半】失敗しないポッドキャストの始め方
配信ジャンル・配信スタイル・録音機材と環境の3つを解説します。
3. 配信ジャンルの決め方・探し方
基本的な考え方は、毎日とか毎週とか、定期的に話せること。つまり「続けられる前提」でジャンルを選んでください。
ぼくのVoicyのチャンネルだと「1年後の自分を楽にするラジオ」ということでマーケティングのジャンルに入っています。でも実際は、島暮らしの生活だったり、SNSの仕事のやり方だったり、インスタやポッドキャストの話だったり、いろんなジャンルをグリグリ回しながらやっています。ジャンルってそこまでガチガチに決めなくてもいいのかなとも思います。
ポッドキャストの人気ジャンル
調査結果(回答数600)によると、人気ジャンルのランキングはこんな感じです。
- ニュース系 — Z世代から60代まで、全世代に人気
- コメディ・お笑い
- 音楽解説
- ビジネス — Voicyなどでも人気ジャンル
- テレビ番組・映画の話題
- 言語学習・英語
Z世代に人気のジャンル:メンタルヘルス
世界中のZ世代の中で最も人気のポッドキャストジャンルはメンタルヘルス(心の健康)です。うつ病の増加や引きこもり、自殺率の高さなど、日本でも世界でもZ世代にとって大きなテーマになっています。
ニッチを攻める:聴取シチュエーションの変化
| 順位 | 2021年 | 2022年 |
|---|---|---|
| 1位 | 家事をしている時(35.2%) | 就寝前(29.7%) |
| 2位 | 趣味の作業中 | 歩いている時 |
| 3位 | 車の運転中 | 公共交通機関 |
| 4位 | 歩いている時 | 車の運転中 |
| 5位 | 就寝前 | 趣味の作業中 |
1位だった「家事中」が下がって、「就寝前」がトップに。スマートスピーカーや枕元のスマホでポッドキャストをかけて、タイマーで自動停止させて寝落ちする──そんな使い方が増えています。海外には「Nothing Much Happens」という人気ポッドキャスト(世界で6,000万回以上再生)もあって、寝る前にリラックスして聞くためのニッチなチャンネルです。
4. 配信スタイル:一人か複数か
シンプルな話で、一人で喋るか、二人・三人で喋るか。
一人と複数で大きく違うのは制作コストです。一人なら自分が撮りたい時に勝手に撮ればいい。でも誰かと撮る場合は、スケジュール調整、Zoom収録、機材、遅延、編集といった課題が出てきます。
人気のコーホストスタイル番組
- コテンラジオ
- オフトピック
- 英語で雑談(ケビンズイングリッシュルーム)
一人喋りは慣れる
基本的には一人喋りが話しやすいし続きやすいのでおすすめです。スマホやパソコンに向かって一人で喋り続けるのは最初ちょっと恥ずかしいですよ。でも、30本くらい撮ったり1〜2ヶ月やると正直慣れます。目の前に人がいるイメージで、カフェで友達に話しているぐらいの緩さで話すのがいいですね。
5. 録音機材と環境
機材の選び方:3つのレベル
- スマホのデフォルトマイク — 全然OK。最近のiPhoneはマイク性能がかなり良くなっています
- USBマイク(エントリー推奨:Blue Yeti) — 指向性が強く、聞きやすい音が撮れる。2〜3万円程度
- ダイナミックマイク + オーディオインターフェース — 今ぼくが使っている構成。SHURE SM7dB(プロ仕様のダイナミックマイク) + Shure MVX2U(オーディオインターフェース)でMacBookにUSB直結。環境音の影響を受けにくく、音が一段プロっぽくなる
結論:最初はBlue YetiのUSBマイク一本でOK。 サクッと綺麗な音が撮れて、機材トラブルも少ないです。お金をかけられない場合はスマホのデフォルトマイクで全然大丈夫。慣れてきて「もう一段上の音質が欲しい」と感じたら SHURE SM7dB+MVX2U への乗り換えがおすすめです(ぼくもBlue Yetiから乗り換えました)。
録音環境の方が大事
機材よりも録音環境の方が大事。やっちゃダメなパターンとして多いのが、周辺の環境音・雑音が入ること。特に注意したいのが救急車のサイレン。ポッドキャストは車の中で聞いている人が多いので、配信に入っているサイレンの音なのか、今リアルに起こっている音なのか区別がつかなくなることがあります。
指向性マイクの話
- 単一指向性マイク:自分が話している一方向からの音だけをよく拾う(カラオケのマイクのイメージ)
- 無指向性マイク(スマホのマイクなど):幅広く音を拾うので、雑音も入りやすい
外で撮ると風切り音が入ることがあるので、風防(フワフワのカバー)をつけると低減できます。
声が低い人は特に注意
声が低い人は、車のロードノイズ(タイヤの音)と同調してしまうことがあります。指向性のあるマイクで自分の声だけをしっかり撮るのがおすすめです。
ビデオポッドキャスト機材を動画で紹介
マイク・カメラ・照明まわりをまとめて紹介しています。ここで話した理論と実物をつないでチェックしてみてください。
- マイク:SHURE SM7dB(ダイナミック/指向性◎・環境音に強い)
- オーディオインターフェース:Shure MVX2U
- PC接続:MacBook に USB直結(シンプル運用)
※ 以前は Blue Yeti(USBマイク単体)を使っていました。音質にこだわりたくなったタイミングで、SM7dB+MVX2Uの構成に乗り換え。USB一本で済むので運用のシンプルさは維持しています。
まとめ:失敗しないポッドキャストの始め方 5つのポイント
- 失敗の定義 — すぐやめないようにしよう
- プラットフォーム選び — マルチ配信していこう
- 配信ジャンルの決め方 — 続けられるジャンルを選ぶ。ニッチもあり
- 配信スタイル — 一人喋りが基本おすすめ。複数もあり
- 録音機材と環境 — 最初はスマホ or USBマイク(Blue Yeti)でOK。本格化するなら SHURE SM7dB+MVX2U。環境音に注意
ポッドキャストのマネタイズ戦略(前半)
「どうやってお金に変えていくか」というテーマで、マネタイズの方程式・リスナーの所得の高さ・マネタイズ方法7選を解説します。
1. マネタイズの方程式
基本的なところですが、売上がどういう式で導き出されるかというと、
売上 = 集客数 × 成約率 × 単価
ポッドキャストは特に成約率(コンバージョン率)が非常に高いメディアとして、いろんな研究でも分かっています。
高単価戦略が基本
成約率が高いメディアだからこそ、ポッドキャストのマネタイズでいちばんおすすめなのは高単価戦略です。100円・200円の商品を薄利多売するのは、ポッドキャストとあんまり相性がよくないです。集客が限られているなら、単価を上げるしかない。
リスナー100人でも月15万は可能
リスナー規模がまだ少ないうちは、個人のコンサルやコーチングがおすすめです。月額3万円〜5万円のコンサルでも全然ありだと思います。
たとえばリスナー数が100人ぐらいだとして、コンバージョン率5%なら5人が成約。1人あたり月額3万円のコンサルだったら、5 × 3万円 = 月15万円なんですよね。
2. ポッドキャストリスナーの所得の高さ
アメリカのデータ
- リスナーの45%は世帯年収750万円超の中〜高所得者層
- リスナーの24%はポッドキャストを毎週聞いている
- リスナーの27%は4年制大学を卒業している
さらに直近のデータでは、世帯年収1,500万〜2,000万円の層が、アメリカの月間ポッドキャストリスナー全体の約17%を占めています。
日本のデータ
- 年収300万円未満 → ポッドキャストを聞いていない人の方が多い
- 年収300万〜500万円 → ポッドキャストリスナーの方が多くなる
- 年収500万〜700万円以上 → さらにポッドキャストリスナーの比率が高くなる
年収が高くて、使えるお金にも余裕がある。つまり、あなたの商品やサービスにお金を出してもらえる可能性が高いということです。
音声広告の効果まとめ
- コンバージョン率が高い — 2022年には平均コンバージョン率が19%上昇
- 広告が嫌がられない — リスナーの80%は音声広告が自分の体験に悪影響を与えると思っておらず、4分の3がフォローしているチャンネルで宣伝されたものの購入を検討している
- 記憶に定着しやすい — ポッドキャスト広告の広告想起率は71%で、他メディアより高い
3. マネタイズ方法7選(海外事例)
- コーチング・コンサル
- オンラインコース
- アフィリエイト
- ブランドパートナーシップ(広告)
- 物販
- 有料コンテンツ・限定コンテンツ
- YouTubeポッドキャスト(アドセンス)
1. コーチング・コンサル
ポッドキャストを聞いていると、その人を好きになる確率や理解する確率が高くなります。「この人の話を何時間も毎週聞いてるし、悪いことをする人じゃないだろう」という安心感があるんですよね。コーチングやコンサルは単価をよくできる。1万円、2万円、その道のプロなら十分にいただける金額です。
2. オンラインコース
日本だとUdemy、海外だとSkillshareなどがありますが、Zoomで月に3〜4回講義をやるスタイルでもいいし、フリーランスの学校のようなオンラインスクールの形もあります。ポッドキャスト経由だとCV率が高いし、安心して購入してもらえるのが強みですね。
3. アフィリエイト
特にぼくがVoicyでうまくいったのがAmazonオーディブルのアフィリエイトです。ポッドキャストって当たり前に耳で流し聞きするじゃないですか。「時間を有意義に使いたい」というユーザーが音声配信を使っているので、耳で聞く読書との相性が抜群なんですよね。
4. ブランドパートナーシップ(企業広告)
企業から広告をもらって、放送の中で紹介するスタイルです。ぼくはVoicyで池早さんのDeFiメルマガの広告をいただいて、1ヶ月30万円で毎日紹介していました。今だと1ヶ月30万〜50万ぐらいもらわないと紹介しにくいかな。
5. 物販
コーヒー、マグカップ、ステッカー、Tシャツ。ShopifyやPrintful、SUZURIなどを使えば簡単にグッズが作れます。
6. 有料コンテンツ・限定コンテンツ
海外だとPatreonが有名で、月額300円〜500円ぐらいで有料コミュニティに入れるスタイルですね。Voicyだとプレミアムリスナーという仕組みがあって、月額990円(1日30円)で限定音声が聞けます。
7. YouTubeポッドキャスト(アドセンス)
YouTubeのアドセンス収益化の条件:
- チャンネル登録者:500人
- 過去90日以内の動画公開:3回
- 直近12ヶ月の再生総時間:3,000時間以上
ポッドキャストのマネタイズ戦略(後半)
後半は、ぼくの会社のリアルな数字を使って解説。Voicyを基盤に年商1.5億円を作った内訳と、音声教材という新しいマネタイズ方法について。
2023年時点ここからの数字の前提
以下の売上構成は、第2期(2023年4月締) の数字。現在の Voicyプレミアムの直接収益は月7万円前後 に落ち着いています。ただ、ポッドキャストを起点にした コンテンツ販売・メルマガ・オンラインスクール全体で見れば、月100〜200万円 の売上があるんですよ。
「プレミアム単体」ではなく、音声配信→信頼→商品購入という構造全体 で見ると、音声配信の投資対効果は今でもかなり強い──この前提で読み進めてみてください。
音声基盤で年商1.5億円の売上構成
ぼくの会社「株式会社村上海賊」は2021年に創業して、社員はぼく含めて4名。この会社の第2期(2023年4月まで)の年商が約1.5億円でした。1.5億円の中身なんですけど、ほとんどが音声配信経由なんですよね。
売上の内訳(8つの収益源)
| 収益源 | 売上 | 構成比 |
|---|---|---|
| NFT(LLAC) | 5,200万円 | 34% |
| オンラインスクール(フリーランスの学校) | 4,200万円 | 27% |
| セミナー(ウェブセミナー中心) | 2,100万円 | 14% |
| 物販(マタタビア/LLACブランドEC) | 1,700万円 | 11% |
| Voicy(プレミアムリスナー) | 830万円 | 5% |
| アフィリエイト | 800万円 | 5% |
| その他(為替差益等) | 460万円 | 3% |
| SNS運用 | 残り | 1% |
プレミアムリスナー(直接マネタイズ)
Voicyで直接マネタイズできるのがプレミアムリスナーですよね。月額990円で、990円のうち20%がVoicy社の手数料なので、ぼくに入ってくるのは1人あたり約792円です。
- ピーク時:約1,200人(NFTローンチ前)。この時点で月100万円のプレミアム収入
- 現在:約300人。月収で約26〜27万円
プレミアムだけで月30万円弱は稼げているので、もし何かあっても最低限これだけで生きていける可能性がある。これが直接的なマネタイズの基盤です。
フリーランスの学校(間接マネタイズ)
フリーランスの学校はオンラインスクールとして年間4,200万円の売上を作っています。
Voicy経由 vs Instagram経由のリスト単価
ここがめちゃくちゃ重要なデータです。メルマガ登録時に「どこから来たか」をタグで計測しているんですよね。
| 流入元 | 登録人数 | 累計売上 | 1リストあたり単価 |
|---|---|---|---|
| その他(未分類) | 14,599人 | 5,200万円 | 3,612円 |
| Voicy経由 | 3,300人 | 1,440万円 | 4,328円 |
| Instagram経由 | 6,400人 | 450万円 | 704円 |
Voicy経由のリスト単価が4,328円に対して、Instagram経由はたったの704円。約6倍の差があるんですよ。インスタはVoicyの倍の人数が登録してくれてるのに、売上は3分の1以下。
なぜVoicy経由の単価が高いのか
- リテラシーが高い
- 所得が高い傾向がある
- 毎日声を聞いているからブランドへの信頼が厚い(ザイオンス効果)
- コンバージョン率・ブランドリフトが高い
NFTコミュニティ(LLAC)
ポッドキャストを聞いてる人ってリテラシーが高いし所得も高いので、NFTや仮想通貨みたいなものを触れる余力があるんですよね。実際、音声配信を基盤にフリーランスの学校を始めて、そのフリーランスの学校を基盤にLLACを始めた。LLACは2022年12月28日にローンチして、日本のジェネラティブNFTプロジェクトで一番高いフロアプライス(約3.7ETH)を記録しました。
アフィリエイト
売上構成比5%で約800万円。特にオーディブルや仮想通貨関連は相性抜群です。アフィリエイトって怪しいんですよ。でもその怪しさを「声」でカバーしてあげられるんです。
音声教材という新しいマネタイズ方法
ぼくの販売戦略
- 3〜4時間のセミナーだと2〜3万円するところを、10分の1の価格で出す
- ながら聴きで何回も繰り返し聞ける
- 専門性が高く、他にない内容だから価値が出る
適正価格の目安
| 収録時間 | 適正価格 |
|---|---|
| 30分以内 | 300〜500円 |
| 2〜3時間 | 2,000〜3,000円 |
| 専門性が高い場合 | もう少し上乗せ可能 |
音声教材の設計ポイント
- ながら聴きで消化できるのが最大の強み
- 動画教材は10本見るだけでもしんどい。音声なら疲れにくくて続く
- 補足資料やリンクをチャプターに貼っておく
- 音声メインで、足りないところは資料や動画で補足する形式がベスト
- 図解系はやめた方がいい(音声だけだと理解が難しい)
- 繰り返し聞くことで理解が深まる内容にする
ここから先の Chapter 06 〜 09 は、プロのフリーアナウンサー 幸あれこ さんから「話し方」を教わるパート。棒読み・口癖・倍速でも聞き取りやすい声・リップノイズ──先に幸さんご本人の声を一度聴いておくと、この先の内容がぐっと入ってきますよ。
幸あれこポッドキャスト話し方の講師
プロのフリーアナウンサーとして11年のキャリアを持つ幸あれこさんの番組。「プロの声」はこういう質感です。
棒読みをメリハリのある話し方に変える3つの方法
棒読みは話し手としてかなり多い悩みです。棒読みって全然聞き手に伝わらないし、気持ちも伝わらない。改善方法を3つご紹介します。
方法1:話す相手をイメージする
棒読みになる人は、1人で話しているイメージを持っていることが多いんですよね。家族と話しているときや友達と話しているときって、棒読みではないはずなんです。
でも、聞いてくれる人を目の前に設定するだけで、話し方は劇的に変わります。リスナーさんが優しい顔で「うんうん、それから?」とうなずきながら聞いてくれているイメージをぜひ持ってみてください。
聞き手を想像するのが難しいなら
話すときに目の前にぬいぐるみを置くのもいいですし、好きなアイドルの写真を置くのもいいし、大好きな家族の写真を置くのもいい。ちなみに、話し方が固くなりがちな人は、子供に話しかけるイメージを持っていただくと柔らかくなります。
方法2:自分の言葉に置き換えてみる
そもそもなぜ棒読みになってしまうかというと、原稿を読もうとしている意識が原因になっていることが多いんですよね。自分の普段の喋り方じゃないから、棒読みのイメージになってしまうんです。
一回崩して声に出してみる
- 原稿:「この統計によりますと、フリーランスの人口は増えているとのことです」
- 置き換え:「この統計だとね、フリーランスの人口って増えてるらしいんだよね」
こんなふうに、言い回しをがっつり変えて崩してしまって大丈夫です。友達に話しかける、友達に教えている感覚で一回崩して声に出してみてください。
方法3:声を明るくする
コツ1:声に感情を乗せる
感情、すごく大切なんです。「これはワクワクするとっても楽しい本です」という文章があったとして、「ワクワクする」「とっても楽しい」は感情を表している表現ですよね。特にこの感情を表す言葉はしっかり気持ちになりきって、テンション何倍にも上げて話してみてほしいんです。
コツ2:音の高低差をつける
実は声が暗く聞こえる人は、音の高低差が少ないというのも特徴の一つです。「おはようございます」を一音一音すべて同じような高さで言うと、抑揚がなくて平坦に聞こえます。でも「おは」の「は」の音を「お」よりもしっかり高い音で発音してあげると、同じ言葉でも断然明るく聞こえるんですよね。
コツ3:テンションを上げる
話し手の尊敬する師匠に言われた言葉をきっかけに変わりました。その言葉が、
「テンションをわざと上げて話すというのは、嘘をつくことじゃない。テンションを上げてリアクションを大きくして話すのは、目の前の人に喜んでもらうためなんだ」
テンションを上げて話すのが苦手な人は、話している自分自身ではなく、聞いてくれている相手にフォーカスして話してみてください。
まとめ
- 話す相手をイメージする
- 自分の言葉に置き換えてみる
- 声を明るくする(感情を乗せる/音の高低差/テンションを上げる)
口癖を治す3つの方法
口癖は別にあってもいい。ただ、多すぎると信頼感や説得力がなくなってしまう。そのバランスを取るための3つの方法を紹介します。
口癖は別にあってもいい
プロの世界でも口癖ってあるんですよね。「えーっと」「えー」「あのー」「そのー」「まあー」「なんか」「うーん」「はい」とか。自分が言いやすくて使いやすい言葉がとっさに出ちゃうわけなんですけど、口癖ってある程度はその人の個性にもなるので、別にOKなんです。
ただし多すぎると要注意
あまりにも口癖が多すぎると、信頼感のある印象にはなりにくくて、説得力がなくなってしまうんですよね。聞き手が気になってしまうぐらいの頻度で口癖が出てきてしまうと、あなたの話が相手に全然伝わらないということも起こります。
方法1:自分の声を録音する
これが一番大切です。ナンバーワンです。口癖ってそもそも本人は無意識に言っちゃってるものなんですよね。なのでまずは自分の声を録音してみて、客観的に自分の話を聞いてみるんです。
すでに気づいているなら素晴らしい
もし今聞いてくださっているあなたが「自分のこの口癖を直したい」と、具体的にどんな言葉を直したいか思い浮かべているんだったら、それはもうめちゃくちゃすごいことなので、ぜひまずは自分を褒めてあげてください。これは自分を俯瞰で見ることができている証拠です。
方法2:ゆっくり喋る
人間、早口で喋ってしまうと、口癖もどんどんスピーディーに出てしまうんですよね。だからこそ、ゆっくり喋ってみてください。
イメージとしては、「いつも言ってしまう口癖、今日は言わないぞ」と意識できるくらいの余裕を持ったスピードで話すということです。ゆっくり喋っていくと、頭の中で整理しながら言葉を出すことになるので、口癖を言わないという選択ができるようになるんです。
方法3:一旦話すのをやめる
自分の頭の中でしっかり考えながら話していると、「口癖が出ちゃいそうだな」という瞬間があると思うんですよ。その瞬間に、ぐっとこらえて一旦話すのをやめてみてください。いい意味で「自分は間を空けているんだ」と思ってみてほしいんです。
鼻で息を吸うアクションを挟む
もし間を空けるのに抵抗があるなら、ぐっとこらえるときに鼻で息を吸うというアクションを取り入れてみるのもおすすめです。
口癖を「言い換える」のもあり
「ある意味〜」「逆に〜」「っていうことで〜」のように、特に意味がないけど何回も繰り返し使ってしまう言葉があったら、言い換えた言葉を出す癖をつけるのも一つの方法です。「ある意味」→「ある面では」「考えようによっては」など。
まとめ
- 自分の声を録音して口癖を明確にする
- ゆっくり喋る
- 一旦話すのをやめる(鼻から息を吸う、言い換えるのもあり)
倍速でも聞き取りやすい話し方3つのコツ
Z世代を中心に倍速視聴は当たり前。倍速でも聞き取りやすいものを作れたら、離脱を防いで満足度を上げて、人と差をつけられます。
コツ1:口の形はしっかり母音の形にする
「ありがとう」という言葉を考えてみると、
- ありがとう → 母音は「あ」
- ありがとう → 母音は「い」
- ありがとう → 母音は「あ」
- ありがとう → 母音は「お」
- ありがとう → 母音は「う」
とにかく口の形をしっかり母音の形にしてあげることで、クリアな音が出るようになります。「あ・い・あ・お・う」→「ありがとう」ですね。これが何よりも基本なので、どんなときも母音の口の形、ぜひ意識してみてください。
コツ2:声が出てくる場所をイメージする
頭の上から声を出すイメージをすると高い声が出やすくて、お腹の底からぐーっと声を出すイメージをすると低い声が出やすいんです。そして、音の出るところが定まっていなくてふわふわしている声は、倍速だと聞き取りにくいんですね。
鼻の真下から声を出すイメージ
声が安定していないなという人は、鼻の真下あたりから声を出すイメージをして発音してみてください。鼻の下からまっすぐ前に声を出す、そんなイメージです。
コツ3:1音目をしっかり出す
実はほとんどの人が、最初の音が聞こえにくい傾向があるんですよね。
- 「ありがとう」の「あ」が抜けて「りがとうございます」
- 「おはよう」の「お」が抜けて「はようございます」
最初の音ってとっても大切なんですよ。最初の音がしっかりクリアに発音できたら、その後の言葉・発音もしっかりしようという意識が自分の中で芽生えてくるんです。
まとめ
- 口の形はしっかり母音の形にする
- 声が出てくる場所をイメージする
- 1音目をしっかり出す
リップノイズ対策3つのコツ
リップノイズは音声配信をする人の悩みの定番。実は夏より冬の方が起こりやすいんです。対策を3つ紹介します。
対策1:水分補給
水分補給、めちゃくちゃ重要です。体の中の水分が不足すると、唾液の分泌が減って、口の中で舌がくっつきやすくなってリップノイズが生じてしまうんです。夏は熱中症対策で水を飲むけど、冬は水分補給の回数が減っていることが多い。ぜひ季節問わず、1日の中での水分補給を意識的に行ってみてください。
収録直前の水分補給が速攻で効く
即効性のあるものとしては、収録する直前の水分補給も重要です。このとき飲むなら、喉のためにも常温の水か白湯がおすすめです。
対策2:唇の保湿
唇が乾燥しているとき、上の唇と下の唇がくっついてしまったという経験はないでしょうか?上と下の唇がくっついていると、話すときに「パッパッ」って音が鳴ってしまうんですよね。特に音声配信では口をしっかり開けて話す方が滑舌も良くなりますし、事前にリップクリームを塗っておくのがおすすめです。
対策3:お腹を満たしておく
お腹が空いているときに収録すると「グーッ」というお腹の音が入ってしまうこともあります。それだけではなくて、実はお腹が空いているときも唾液の分泌量が減るんですよね。舌と口の中がくっつきやすくなってリップノイズが発生するという仕組みなんです。
甘いものには注意
「収録しようと思ったけどお腹が空いてるから、甘いお菓子とコーヒーでも飲んでから収録しよう」というのは、リップノイズ対策としてはNGなんです。甘いものは口の中の粘つきの原因になるので、リップノイズが出やすくなるんですよ。どうしてもお菓子を食べたいというときは、歯磨きをしてから収録してください。
大事なこと:気にしすぎない
音声配信を継続するにあたって、とっても大事なことがもう一つあります。それは、リップノイズを気にしすぎないということです。人間なので、口の音は入るんです。ある程度は仕方ないと割り切ることも大事なんですね。
まとめ
- 水分補給
- 唇の保湿
- お腹を満たしておく
教科書、最後まで読んでくれてありがとうございます。
理論を学んだら、あとは 「耳で慣れる」 のが上達の近道です。教科書に出てきた3つの実例を置いておきます。通勤・散歩・家事の合間にぜひどうぞ。
しゅうへいのポッドキャスト著者の番組
この教科書の著者・しゅうへい本人の番組。AI・フリーランス・古民家暮らしなど。
幸あれこポッドキャスト話し方の講師
Chapter 06 〜 09 で話し方を教わった、幸あれこさんの番組。プロのフリーアナウンサーの「声」を耳で学ぶ。
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