【家族が笑顔になれるなら】会社員から単身赴任フリーランスへ！ “家族ファースト” で働き方を変えるパパの背中を見よ

おこめ

共働きの家庭が増え、「仕事だけじゃなく家族の時間も十分にとりたい！」と考えるパパが増えたように感じます。
でも、パパが会社員を辞めてフリーランスになるのはハードルが高いよね……と思っている方は多い印象です。

そこで今回は「パパフリーランス」として活躍している”こたさん”にインタビューをしてきました！

こたさんは「家族との時間をとれために在宅ワークがしたい！」と思い、未経験ながら勇気を出して独立したそうです。

もっと家族との時間を取りたいと考えているパパの参考になれば嬉しいです！

また、このインタビューを音声で聴きたい方はこちらをクリック！（Voicyに飛びます）

娘の笑顔を取り戻せ！　ゼロから独立を決心したワケとは

おこめ

こたさん、本日はよろしくお願いします！　まずは自己紹介をお願いできますか？

よろしくお願いします！
9年半ほど会社員をしたのち、2020年8月にフリーランスになりました。
ライターや動画編集などのクライアントワークを中心に活動しています。

こたさん

おこめ

家族構成はどんな感じでしょうか？　こたさんは大阪の方ですよね。

妻と娘の3人家族です。自宅は大阪なんですが、実は今……ぼくだけ単身赴任で東京に住んでいるんですよ（笑）

こたさん

おこめ

えっ！　フリーランスで単身赴任！？　そんな働き方、聞いたことないですよね。そこに至る経緯が気になります。順を追って聞かせてください！

コロナ禍で家族がすれ違い……娘の笑顔が消えていく日々

おこめ

まず、こたさんが独立を決めた理由はなんだったんですか？

ズバリ。娘の笑顔を取り戻したかったからです！

こたさん

おこめ

いきなり興味深いです！　詳しく教えてください！

当時、コロナの影響でぼくの出勤時間が変更になり、小学5年生の娘がひとりで家にいる時間が長くなってしまったんです。

こたさん

やっぱりひとりでいるのは寂しかったみたいで、どんどん元気がなくなっていきました。

ひとりだと宿題もはかどらず、そのことについて妻が娘に注意をして、娘が拗ねちゃって……と、家庭の雰囲気がどんどん悪くなっていったんです。

こたさん

おこめ

小学生がひとりで夜遅くまでお留守番するのは心細いですね。親としても心配ですし。

そうなんです。なので、どうにか両親どちらかが家にいる時間を増やしたいと思って。

こたさん

妻は教員をしており、在宅ワークへ転向するのは厳しい状況。それならぼくが仕事を辞めて在宅フリーランスとして働こう、と思い立ったんです。

こたさん

おこめ

なるほど。「フリーランスになること」よりも「在宅で仕事すること」を重視した独立だったんですね。

ゼロからフリーランスに飛び込む恐怖！

おこめ

フリーランスの世界に飛び込むのは、恐くなかったんですか？

めっちゃ恐かったですよ！　フリーランスをしてるパパなんて周りにいないし、ぼくも副業で稼げているわけでもないし。

こたさん

おこめ

そうですよね。正直、フリーランスという働き方を選択肢にすら挙げないパパが大半だと思います。
もともとフリーランスに興味があったんですか？

興味はありました。
オンラインサロンが流行りだした2018年頃から、フリーランスや副業に関する情報を追いかけてはいたんです。

こたさん

なので「いつか在宅でフリーランスとして働けたらいいな～」と、会社員時代からぼんやりと考えてましたね。

こたさん

おこめ

ぼんやり思っている中で突然、独立することになったんですね。

ほんとにしょうがなくフリーランスになった、という感じなんです。
妻と娘の険悪な雰囲気を目の当たりにして「どうしよう、家族の空気がヤバい！」となって。「ぼくが仕事辞めて家にいるよ！」って言うしかない状況でした。

こたさん

おこめ

リアルですね……。わたしも妊娠中に夫の転勤が決まり、やむなく退職してフリーランスになったので、その気持ちはとってもわかります。

準備ゼロでフリーランスになるのは本当に恐いですよね。
当時はすぐに案件も見つからず……「営業して案件を見つけてから辞めるべきだったな」と後悔しました。

こたさん

当時所属していたオンラインサロンの人がオンライン飲み会を開催してくれて「これから頑張っていくんやね！」と応援してくれましたが……「もう後悔してます（泣）」と弱音を吐いてましたね（笑）

こたさん

そのとき、パートナーは……？

おこめ

当時、パートナーさんはどんな気持ちだったんでしょうか？　夫がフリーランスになることに葛藤もあったと思います。

金銭的な不安はやっぱりあったみたいですね。

「オンラインの仕事で本当に稼げるんでしょーね？」
「子どもを見てくれるのは嬉しいけど、うまくいくの？　大丈夫？」
みたいな。

こたさん

「オンラインサロンの知り合いに仕事をもらえないか、ちょっとお願いしてみるわ……」と、小声で返事した覚えがあります（笑）

こたさん

おこめ

小声（笑）　けど、同じ妻として気持ちは超～わかります！　やっぱり不安になりますもん。最終的に賛成してくれたのはなぜですか？

ぼくが以前からフリーランスや副業に関する情報に触れていたことを知ってたからですね。

こたさん

オンラインサロンに入っていろんな人と交流したり、副業はしていないけど勉強したり……。そういう姿を前々から知っているので「行き当たりばったりで言い出したわけじゃないな」と思ってもらえたのかなと。

こたさん

おこめ

たしかに。何もしてなかったらさすがに「いきなりなんなん？」ってなるかも。

そうそう。「イケハヤさんはこんな人で、しゅうへいさんはこんな人で……」と、よく話してましたからね。

こたさん

なかなか覚えてもらえなくて、 ”イケハヤさん” を ”ハヤブサさん” って間違えて呼んでましたけど（笑）

こたさん

おこめ

ハヤブサさん……（笑）

あとは妻もぼくも、娘を一番大事にしたいという共通の考えがあったので。ぼくが家にいることで娘が元気になるならそれがいいな、と。

こたさん

おこめ

それがなによりですね。

紆余曲折！　フリーランスのリアルな変遷

おこめ

フリーランスになってから今までの、お仕事や収入を教えてください！

キラキラ不労所得生活に憧れるものの……

独立当初は、キラキラしたフリーランス生活に憧れていまして（笑）
ブログで稼ぎたい！　不労所得が欲しい！　と思い、コツコツとブログを更新していました。

こたさん

おこめ

キラキラに憧れる気持ち、わかる～（笑）

アフィリエイトの不労所得は、会社員からすると目がくらみますよね。けどブログではあまり芽が出ず、稼げない日々が続きました。
それだけだと生活できないので、並行して動画編集のお仕事を請けていましたね。

こたさん

おこめ

動画編集のお仕事は、どういう経緯で受注したんですか？

所属していたオンラインサロンの方から紹介してもらったんです。未経験だったので、カット編集などのカンタンなものからはじめました。
最初の収入は月に1万円くらいじゃなかったかな。

こたさん

心機一転、クライアントワークに方向転換

おこめ

現在は発信活動より、クライアントワークを中心に活動されていますよね。ターニングポイントがあったんですか？

収入の柱だった動画編集の案件が終わってしまったときです。相変わらずブログはあまり収益化できておらず、このままじゃヤバいな……と。

こたさん

収入の柱を作りながらブログの質を上げるために、クライアントワーク……特に「ライター」案件に注力しようと考えたんです。

こたさん

おこめ

「動画編集」じゃなくて「ライター」に注力しようと思ったのはなんでですか？

仕事をしながら、自分の文章をプロに添削してもらえるからです。このまま同じように自分一人で記事を書いていても成果が出ない。やり方を変えないといけない、と思ったんです。

こたさん

おこめ

まずはクライアントワークでスキルを身につけようと考えたんですね！

はい。まぁ、今すぐブログで不労所得が欲しい！というのが本音ですけどねっ（笑）

こたさん

「単身赴任フリーランス」新しい働き方に挑戦！

おこめ

それでは次に、今後のお話を聞きたいと思います。この4月から、ご家族の環境がガラリと変わったんですよね？

そうなんです。妻は3月末に退職し、娘は中学校に進学。そしてぼくは単身赴任フリーランスになり、大阪から東京に引っ越しました。

こたさん

おこめ

今までとは逆転して、ママと娘さんが一緒にいられる時間が増えるんですね。こたさんは単身赴任先でどんな仕事をするんですか？

動画撮影の現場で働きます。ライブ配信の現場に行き、ミキサーなどの機材を準備したり、円滑に配信できるようフォローしたり。
現場業務ははじめてなので、ゼロから覚えている最中です！

こたさん

おこめ

そのお仕事も、以前から所属している動画編集サロン経由ですか？

そうですね。サロン内でご縁があり、お仕事の話をいただきました。

こたさん

おこめ

未経験で現場を任されるのはすごいですね！

今までも未経験ながらも動画編集をコツコツ頑張ったり、サロン内で存在感をアピールしたのが効いたのかな？と思っています！

こたさん

おこめ

新生活を始めるには、やっぱり不安がありましたか？

「めっちゃ不安やー」「パパを応援してくれー」って、娘にずっと言ってました。

こたさん

おこめ

なにそれかわいい（笑）　単身赴任は、今までとは違う不安がありますよね。飛び込むのが本当にすごい！

新しい土地で新しい人と仕事をするのは本当に不安ですが……今のタイミングしかないと思ったんですよね。
妻が家に入るタイミングで新しいことに挑戦しないと、なにもせずズルズルいっちゃいそうな気がしたんです。

こたさん

フリーランスは多様性を認め合える世界

おこめ

家族の形に合わせて、働き方を柔軟に変えているこたさん。会社員時代と現在のフリーランス……「ここが一番違うな」と感じる点を教えてください。

「家族のあり方」に対する価値観ですね。
以前勤めていた会社は「男性は外で働き、女性は家庭を守る」という考え方が強かったんです。ぼくはその考え方に違和感を覚え、居心地の悪さを感じていました。

こたさん

おこめ

価値観の違いを感じるエピソードがあったんですか？

我が家では妻が小学校の教員として、大変だけど楽しく働いていました。ぼくもそれを応援していたし、支えたいと思っていたんですよ。

こたさん

なので、子どもが熱を出したときはぼくが仕事を休んで看病していたんですが、そのとき上司にちくっと言われちゃうんです。「うちは奥さんが休んで面倒みてるよ」と……。

こたさん

おこめ

それは……居心地悪くなっちゃいますね。

そうなんですよ。ぼくは、男が主夫として家庭に入るのも全然アリ！と思っているんです。なので「奥さんが休むのが当たり前」という考え方を押し付けられるのは抵抗がある。

こたさん

それに対してフリーランスの方は、多様性を認め合える人が多い印象。同じ考えの人が多いというよりは、そういう考えの人もいるよね～と受け入れてくれるんですよね。

こたさん

おこめ

わかります。環境も考え方もバラバラですよね。押し付けてくる人もいないし。

職場の人はみんな良い人だったけど、この価値観の違いはストレスでした。フリーランスはフリーランスで大変な点はあるけど、このストレスがないことは大きいですね。

こたさん

心のままに行動することも大事！

おこめ

こたさんは勇気を出してフリーランスに飛び込みましたよね。フリーランスになってよかったですか？

はい、よかったです！　明るくなった娘の表情を見ると、より強くそう思いますね。
当時は帰宅しても「ただいま」という元気な声もなく心配でしたが、ぼくが在宅で働き始めてからは元気に「ただいま！」と言ってくれるようになりました。

こたさん

おこめ

こたさんが在宅ワーカーになるまでは「ただいま」という相手がいなかったんですもんね……。
娘さんの笑顔がなによりですね！

素直に言ってくれる年頃ではありませんが、安心してくれていると嬉しいです。

こたさん

おこめ

それでは最後に、仕事と家庭の両立に悩むパパに向けてメッセージをお願いします！

ちょっと精神論になっちゃいますが……「心のままに行動することも大事！」と伝えたいです。

こたさん

家庭の時間を作りたくても作れない会社の体制・雰囲気、フリーランスになりたいけど家族の反対……など、パパが独立するハードルは絶えません。ですが、行動しないままでは目の前の問題は解決しないまま。

こたさん

一番大事にしたいものはなにか？　という疑問に立ち返って、心が傾くほうに振り切ってみるものアリなんじゃないかな、と思うんです。

こたさん

おこめ

こたさんが思い切って動けたのは、安定した生活や世間体よりも「娘さんに元気になってほしい」という気持ちを大事にした結果なんですね。

その通りです！　正直、フリーランス3年目の今も苦労は絶えません。金銭的な不安もまだまだあります。でも、家族の笑顔は増えました！　ぼくはそれが一番なんです。

こたさん

おこめ

家族を守る形は様々ですね。素敵な家族像のお話を聞けて幸せです！　本日はありがとうございました！

ありがとうございました！

こたさん

今回インタビューした ”こたさん”  も入学している『フリーランスの学校』では、無料で動画講座を配信しています！

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