フリーランスの学校講師のしゅうへいです。
この記事では、ビジネス系インスタグラムの「リール(Reels)」に特化した攻略方法を解説します。
- インスタビジネス系発信でフォロワーが増えない
- どんなリールを作ったらいいかわからない
- リールを数本出してみたけど全然伸びない
- 再生回数は伸びるけどフォロワーは増えない
こういう人はぜひ参考にしてください。
- 1分でわかる「リール(Reels)」
- 実績
- 【注意点】アルゴリズムはナマモノ
- リールは投稿の100倍リーチする
- プロフィールアクセス11万回、リンククリック3,800回
- 元写真アカウントでビジネス系に切り替えて苦戦
- ハッシュタグが死んでいる
- ビジネス系を伸ばすにはリールが最適解
- もっと早く知りたかったことを10個のポイントで解説
- リールを投稿するとフォロワーが増える5つの理由
- 実際の画面で「リールの作り方」を解説(リサーチ方法なども)
- ビジネス系インスタ「リール攻略」10のポイント
- ① アカウントのゴールを設定する
- ② 捨てるフォロワーを決める
- ③ フォロワーが増える流れを理解する
- ④ バズるビジネスリール5パターン(パクってOK)
- ⑤ 平均視聴時間にこだわる
- ⑥ リールユーザーの視聴背景を徹底的にイメージする
- ⑦ 9割に嫌われないリール作り5つのポイント
- ⑧ 浅く広く届け投稿で深堀
- ⑨ 海外事例をリサーチしてマネる
- ⑩ 顔出しせずに伸ばす方法
- やってみて研究しながら自分なりの攻略法を見つけよう
- 【追記①】リールは毎日更新しないほうが伸びるかも
- 購入者限定で質問受け付けます
1分でわかる「リール(Reels)」
リールとは、Instagramが2020年8月に追加したショートムービー型コンテンツです。
使ったらわかりますが、ほぼTikTok。
後述しますが、ショートムービー需要の増加をみて、TikTok、YouTube、Instagramが覇権争いをしています。
<リールの主な特徴>
- 15〜60秒の短い動画
- ストーリーズと同じ縦型動画
- 人気曲をBGMに使える
- フィルター、エフェクト機能
- リコメンド型のアルゴリズム
- リミックス機能
特に、「リコメンド型のアルゴリズム」なので、投稿数が少ないアカウントでもバズる可能性があります。
もちろん、コツコツ投稿&運用することは引き続き重要ですが、リールをブースターのように使うことで、比較的短期間でフォロワー増加が見込めます。
実績
- リール投稿開始4ヶ月でフォロワー7,300人増加
- 累計再生回数398万回
- 平均再生数14万回(28本)
- 最高再生100万回(ビジネス系)
- インスタフォロワー10,217人(2021年9月10日現在)
- TikTokフォロワー18,900人(2021年9月10日現在)
※再生回数はリールのみ掲載
【注意点】アルゴリズムはナマモノ
2021年9月時点の情報です。
一定の傾向は続くと思いますが、今後大きくアルゴリズムが変更になる可能性も十分にあります。
「自分で運用する+教材ノウハウ」の前提を理解している人だけ、購入に進んでください。
リールは投稿の100倍リーチする
30日間でリーチしたアカウントが111万件まで伸びました。
そのほとんどがリールからのインプレッションです。
もしこれが投稿だけだったら、おそらく1万〜2万くらいしかリーチしていなかったはず。
リール投稿をした結果、30日間で4,433人フォロワーが増えました。
あとでも解説しますが、フォロー解除は比較的低い数値で推移しています。
プロフィールアクセス11万回、リンククリック3,800回
インプレッションだけでなく、プロフィールアクセスとウェブサイトのクリックもしっかり増えています。
ちなみにリンク先の「フリーランスの学校(無料オンラインスクール)」の登録は、ウェブサイトクリック数の10%前後がCVしています。
リールから、リスト取得やサイト訪問数を増やすことが可能です。
※リールでのオファーはオススメしていません(理由は記事内で)
元写真アカウントでビジネス系に切り替えて苦戦
Twitterのフォロワーは順調に伸びて、万垢になったものの、インスタは3年くらい苦戦していました。
2021年1月に2,000人弱くらいまでは増えましたが、横ばいか微増を繰り返すだけ。
5月くらいからリール投稿を開始して、ビジネス系に最適化してからドカッとフォロワーが増えました。
ハッシュタグが死んでいる
写真垢で3万人のインスタグラマー(5年以上の歴)が「ハッシュタグが死んでいる」と話していました。
もちろん生きているジャンルもありますが、特にビジネス系のハッシュタグはオワコン。
「副業」「フリーランス」「ノマド」「ビジネス」などのハッシュタグをつけて投稿しても、流入しない、増えても変な副業アカウント…というオチです。
ビジネス系を伸ばすにはリールが最適解
そもそも、インスタはリールを使う人をアルゴリズムで優先してくれます。
インスタのアルゴリズム解説記事、前にたまたま見つけて面白かった。https://t.co/CedsXZ4oFt
以下まとめ
・アルゴの要素は500を超える
・やるべきトップ3
1️⃣リール
2️⃣あらゆる機能を使う
3️⃣規則性を高める1️⃣はアルゴ上最も重要で1週間1投稿しないと数値が低下する(運営がTiktokに対抗したいため)
— おおき/SEOコンサルタント (@ossan_mini) March 22, 2021
特にビジネス系でハッシュタグが死んでいる状態では、リール意外に解決策がありません。
もっと早く知りたかったことを10個のポイントで解説
海外情報、インスタ仲間の情報、実際やってみて得た知見を参考に10個のポイントにまとめています。
また、実際のインスタアプリの画面を使って、気をつけているポイントなども画面解説しています。
ちなみに、断片的な情報であれば、日々Twitterで発信しているのでそちらも参考に。
【海外Reels情報よくあるミス9選】
・フィードで見切れる
・C2Aしてない
・テキスト多すぎ&消えるの早い
・定期更新してない
・初動だけで判断している
・人気の音源使ってない
・リールのサムネ使ってない
・15秒以上の動画上げてる
・低画質でアップロードしてる pic.twitter.com/hQWtWW6A88— しゅうへい@島ぐらしSNSマーケター (@shupeiman) August 30, 2021
リールを投稿するとフォロワーが増える5つの理由
10個のポイントの前に、そもそも「なんでリールが重要なのか」を解説しておきます。
「もう知っているよ」という人はすっ飛ばしてOKです。
<リールを投稿するとフォロワーが増える5つの理由>
- インスタは今リールを伸ばしたい
- インスタ映えからエンタメに
- アカウントパワーがUPする
- 投稿が発見に露出する
- 購買層にリーチさせたい
インスタは今リールを伸ばしたい
Instagram(Facebook)は、TikTok&YouTubeと激しいショートムービー争いをしている最中。
リールメインにコンテンツを投下してくれるユーザーを、優遇しない理由がありません。
約20万人のビジネス系インスタグラマーのヴァネッサさんも、YouTube動画内で解説してくれています。
<動画内のコメント>
コンスタントにリールを投稿しているユーザーをインスタ側は優遇する
インスタ映えからエンタメに
インスタは長らくPCからの写真アップロードに非対応でした。
それが現在、一部のユーザーを対象にPCから写真や動画の投稿が可能になっています。
「スマホで撮ったその瞬間をシェアしてほしい」という想いがあったようですが、その方針も変更。
正直インスタ映えだけではビジネスにならないと悟り、エンタメや学び路線に舵を切ったと思われます。
アカウントパワーがUPする
リールを投稿しているユーザは、リール外でもオススメされやすくなります。
インスタのアルゴリズムは、全ての機能(投稿、リール、ストーリーズ、ライブ、IGTV、まとめ、DM)を使っているユーザーを優遇する仕組みです。
特にリールは、そのポイントが非常に高くなっています。
投稿が発見に露出する
「発見」からの流入数が増えます。
リールを投稿する前は、発見からの流入はせいぜい100〜200くらいでした。
リール投稿後は、最大10,000になっています。
伸ばしてくれるのはリールだけじゃないということです。
購買層にリーチさせたい
ビジネス系、学び系のリールも伸びている理由がここにあります。
お笑い、ドッキリ、ペット動画だけでは、購買層のユーザーを増やすことができません。
最近、テキスト系の投稿アカウントが前よりも伸びやすくなっているのもこれが理由。
その傾向はリールでも同じで、インスタ側は明らかにインスタ内でお金を使わせようとしています。
2021〜2022年中にアフィリエイト機能も導入予定なので、ビジネス系は今がちょうどいい参入時期かもしれません。
実際の画面で「リールの作り方」を解説(リサーチ方法なども)
10のポイントをインプットしながら、実際の画面でもイメージを掴んでください。
リサーチ方法などもあわせて紹介しています。
- 2倍速再生
- 一度全画面にするとバックグラウンドで再生
- 音声だけでもインプット可能
ビジネス系インスタ「リール攻略」10のポイント
- アカウントのゴールを設定する
- 捨てるフォロワーを決める
- フォロワーが増える流れを理解する
- バズるビジネスリール5パターン
- 平均視聴時間にこだわる
- リール視聴背景を徹底的にイメージする
- 9割に嫌われないリール作り5つのポイント
- 浅く広く届け投稿で深堀
- 海外事例をリサーチしてマネる
- 顔出しせずに伸ばす方法
① アカウントのゴールを設定する
「センターピンはどこか」「マーケティングのゴールは何か」をちゃんと定義しましょう。
ここがあやふやだと、リールでバズってもエンゲージメントが低くなり、フォロワーが増えにくくなります。
リールはあくまでマーケティングファネルの入り口。「認知→興味・関心→比較・検討→購入」の「認知」にあたります。
ゴールから逆算して、最適な「認知」を増やすためにリール動画を作りましょう。
アカウントゴール設定5選
- メルマガ、LINE誘導
- ブログ誘導
- アフィリエイト
- 自社商品販売
- 認知向上
どれもインスタで可能です。
ただ、「リールで商品告知」「リールでメルマガ誘導」など含む「オファー」はあまりオススメしません。
リールで「オファー」をオススメしない3つの理由
- オファーは飽きられている
- 導線が悪い
- 視聴背景が買い物に向いてない
TikTokやリールをよくみている人は、「フォロー&登録オファー」に飽きています。
「またかよ」となって、スワイプアップされて離脱されます。
「離脱」は平均視聴時間を下げる要因。あとで解説しますが、とにかく離脱されない設計が大切です。
購入ボタンが実装されてなかったり、CVへの導線も悪い(タップ数が多くなる)ので、今のタイミングは控えておきまさよう。
また、「買い物をしようと思ってリールを見る文化」がまだ育ってないので、こちらも少しタイミングを待つといいかなと。
リールよりは、投稿やまとめ機能でショップ連携するほうがよさそうです。
リスト取得をゴールにするならこの3ステップを意識する
- リールで興味を持ってもらう
- プロフィールや投稿に自然と誘導する
- ストーリーズやライブなどで抵抗感を削ぐ
TikTokのように、ゴリゴリに誘導をかけないほうがいいです。
理由は2つ。
1つはアルゴリズム的にマイナスを受ける可能性。もう一つは、「抵抗感につながる」から。
元はインスタ映えのSNS。ある程度きれいな世界観を演出してあげると、中長期でみたときにビジネスにとっていい結果になると思います。
ぼくもあまりCall To Actionしてないですが、半月ほどで300リストほどインスタから取得できました。
② 捨てるフォロワーを決める
フォロワーを大事にしないということではなく、むしろ見込み顧客として大切にするからこそ、「選別が大切」です。
あれもこれも囲い込むと、アルゴリズムにも自分のビジネスにも悪影響がでます。
リールは諸刃の剣
リールは良いも悪いも、たまたまバズることが多いです。
アカウント設計と関係ない動画でバズると、結果的に投稿のエンゲージメントが落ちてアカウントパワーにもマイナスに…。
投稿のインサイトで、ホームのインプレッション率が落ちると、マイナス評価になります。
過去の自分が反応しそうなコンテンツに絞る
「ネットでゼロから稼ぐには?」という切り口で投稿を作っています。
- ブログで月10万円稼ぐまでにしたこと
- 月100万円までにしたこと
- 借金500万円からやったこと
- フリーランスのお給料日はたくさん
「ブログ」とか「アフィリエイト」って言葉は知っているけど、ちゃんとは調べてない。
こういう状態で、「ちょっと先をわかりやすく見せるイメージ」で作っています。
刺激強めの投稿に寄ってくるフォロワーは勇気を持って捨てる
いろんな意味で激し目の投稿は、視聴時間も長くなりバズりやすいです。
が、ここも勇気をもって捨てましょう。
何よりも「オラつかない」ということがインスタでは大事。
TikTokの殺伐とした世界観とは違うので、「優しい先輩キャラ」くらいの感じでいくとちょうどいいです。
その上で、「夜にたまたまリールをみている過去の自分に、ちょっと未来のために使えそうな情報をシェアしてあげる」みたいな作風が抵抗感少なく見てもらいやすいです。
③ フォロワーが増える流れを理解する
フォロワーを迷わせると、フォロー率や離脱率が上がります。
しっかりと、フォローまでの導線を整理しておきましょう。
リールからフォローまでの流れ
- 家や通勤中にリールをみている
- 好きな動画が流れてくる中であなたのリールが表示される
- 流れを止めない動画で内容を見る
- 有益、参考になる部分がある
- もっと知りたいという状態になる
- 関連投稿を見たくてプロフをクリックする
- アイコン、フォロワー数、プロフィールを確認
- 見たリールと関連のあるアカウントかチェックする
- 自分に役立ちそうなコンテンツが見つかる
- ストーリーズ、過去リール&投稿など少し見る
- 見逃したくないと思ってフォローする
この流れを頭に叩き込みましょう。
リールとアカウントがバラバラだと、全くフォロー増えないので注意。
仮に増えても、後日全然違う内容ばかり流れてきて、フォロー解除に繋がります。
ユーザーはリールに戻りたがってる
基本的なことですが、下記もしっかり確認しておきましょう。
- 投稿の統一感がない
- 写真1枚目で内容がわからない(タップしないといけない)
- プロフィールで自分語り
- 過去の微妙な投稿がアーカイブ(非表示)されてない
「ユーザーはリールに戻りたがってる」「1秒も無駄にしたくない」という感情をちゃんと理解して、アカウントを整理することが大切です。
④ バズるビジネスリール5パターン(パクってOK)
- ビフォーアフター系
- 大きな成果を出すまでにしたことまとめ系
- 黒歴史暴露系
- 実際の画面見せる系
- 具体的な方法シェアする系
海外ビジネス系TikTokerやインスタグラマーがバズらせている動画のパターンと、ぼくが実際やってみてバズった動画パターンです。
音源はリール画面の下をタップして確認&ブックマーク可能です。
ブックマークしておくと、動画作成のときに便利。
内容まで丸パクリはダメですが、構成や見せ方などはどんどんパクってください。
ビフォーアフター系
この投稿をInstagramで見る
- 4.8万回再生、26保存(TikTokでは48万回)
- TikTokのマークが入っているのでマイナス評価
- ビフォーアフター系はどのジャンルもウケる
- とりあえず見ておくかリールになりやすい
- しれっと自分の成果を入れることでプロフ誘導できる
- 自分のダメなところも同時に見せられる
- ギャップがあればあるほどバズりやすい
大きな成果を出すまでにしたことまとめ系
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- 24.6万回再生、186保存(TikTokも26万回再生)
- 月100万円はちょうどいい数字(嘘はだめ)
- 「何やったんだろう?」と気になるタイトル
- 実際みるとちゃんと努力している
- 「ホンモノだ」みたいな感じでプロフに来てくれる
- 保存もされやすい(自分がやるときに参考にしたい)
黒歴史暴露系
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- 15.6万回再生、73保存(TikTok1万回)
- 人には言いにくい弱み
- 借金、お金に困っている人は目に留まる
- 実際に何をやったか知りたい
- ちゃんと行動している
- リールに少ない情報だからプロフィールに来てもらいやすい
実際の画面見せる系
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- 3.6万回、171保存(TikTok12万回)
- 「Amazonから217万円もらった」というキャッチーなタイトル
- 海外TikTokで見かけた動画をマネて作った(実績は自分の)
- 実際の画面は興味を惹く
- 顔出し難しい場合もオススメ
具体的な方法シェアする系
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- 2.1万回、165保存(TikTok4,700回)
- 大きくはバズってはない
- 保存やプロフクリックなどは増える
- 有益系アカウントと相性がいい
- 今後保存数を優先するようになったら有利になる可能性大
自分独自のパターンを見つけるのも大事
このほかにもいくつかパターンがあるので、またオススメのものがあれば追記しておきます。
日々リールを観察する中で、「このパターン多いな」「この音源バズってるな」というものがあれば、すぐ試してみましょう。
そうすると、独自のパターンやこれからバズるパターンが見つかります。
⑤ 平均視聴時間にこだわる
YouTubeやTikTokでも、この「平均視聴時間」は重要な指標になっています。
それはリールでも同じ。
離脱されない、長く見られる、繰り返し視聴する動画は、「良質なコンテンツ」としてアルゴリズム判定されやすくなっています。
「なんか伸びないな〜」「これは伸びたな〜」と感覚的に理解するのではなく、「これはすぐ離脱されたんだ」「これは最後まで見てくれる人が多かったんだ」という視点で検証することが大切です。
平均視聴時間を伸ばす3つのコツ
- 低カロリーなリールにする
- 1回目で完全に理解させない
- コメント欄、概要欄を活用する
低カロリーなリールにする
難しすぎるリールは、離脱率が高くなり、結果平均視聴時間が下がります。
ボーっとリールをみていても、疲れないくらいのコンテンツがオススメ。
ただ、当たり前すぎる内容も離脱されるので、しっかりとターゲティングして、ちょうどいいコンテンツを提供することが大切です。
1回目で完全に理解させない
低カロリーなんだけども、「あれ?」となる新情報もスパイスとして入れましょう。
「月500万円稼いで気づいたこと」のリールでは、「時間の切り売りでは到達できない」という情報を入れています。
ビジネスしている人からすると当たり前ですが、サラリーマンの人からすると、「確かにな〜」や「盲点だった」という気づきに繋がりやすいです。
このあたりの感覚も、「過去の自分」を基準にするとある程度想像できると思います。
コメント欄、概要欄を活用する
コメント欄などをみている間、リール動画は再生され続けます。つまり、視聴時間が増えるということ。
TikTokでは「続きはコメント欄に」みたいな訴求が多いですよね。
海外ビジネス系リールでは、概要欄の活用がオススメされていました。
動画内の情報を、概要欄で詳しく補足するようなイメージです。
これが、結構な文字数(500〜1,000字)くらいだったので、それを読みたくなっている状態を作れれば、かなり有効だと思います。
この投稿をInstagramで見る
ぼくも最近テスト的に投稿してみたので、しばらく様子をみて結果を追記しておきます。
【ちなみに】リールはバズるまで最大2週間バッファがある
これも海外情報ですが、リールだけは2週間くらい過去コンテンツが回ります。
ストーリーズは24時間、投稿はフィードに最大48時間程度と言われています。
リールだけバッファが2週間程度あるので、投稿数日で「バズらない!消そう!」とならないように注意してください。
実際、ぼくのリールも投稿後1週間くらいでオススメに載ってバズったことが4〜5回あります。
【リールバズ研究】
←今日
→昨日
考察:下2つがバズる可能性あり。14.6万回は昨日の予想通り伸びつつある。上2つはこれも予想通り伸びにくい。バッファは2週間あるので引き続き検証。 pic.twitter.com/fsCjP97aEZ— しゅうへい@島ぐらしSNSマーケター (@shupeiman) August 30, 2021
⑥ リールユーザーの視聴背景を徹底的にイメージする
平均視聴時間を伸ばすには、ユーザーの視聴態度をとことんイメージすることが大切です。
ここを無視すると、ユーザーが求めてない、すぐスワイプアップ(離脱)するコンテンツばかりになってしまいます。
【大前提】ユーザーはエンタメを求めている
「何かを積極的に学ぼう!」と思ってリールを見ている人はいません。シンプルに暇潰しです。
そこにゴリゴリの教育コンテンツを出してもリーチは伸びません。
少し想像してみてください。あなたが好きなYouTubeを見ていて、途中でこんなミッドロール広告が出てきたら…。
正直ウザいですよね。
リールユーザーの視聴背景を考えずに、ゴリゴリの教育コンテンツを流したら、同じ状態になります。
流れで見れるように動画作りしましょう。詳しくは次の章で解説します。
9割の暇潰しに合わせたコンテンツでアルゴリズムに乗る
リールユーザーの9割は暇潰しに見ていると認識してください。
その9割のユーザーの滞在時間で、オススメに出るか出ないかが決まります。
9割に嫌われないコンテンツを作ると、本当に届いて欲しい1割のユーザーに届きます。
暇潰し+学びの1割に届ける
暇潰しの人だけに届けても実は意味がありません。
「暇潰し+学びの1割のユーザー」に届けて、プロフィールにきてもらいましょう。
そのために、先ほど紹介した5つの型でエンタメ要素としても見れる動画にしておくことが大切です。
リテラシー高いユーザーをプロフィールに誘導しよう
リテラシー高いユーザーだから、「高度な内容がいい」というわけではありません。
あくまで浅い内容で、エンタメ要素を織り交ぜることが大事。
ビジネス系であれば、「ゼロから〇〇を始める方法」のようなコンテンツがオススメです。
リテラシー高いユーザーは、「もう少し知りたい」とプロフィールに訪問してくれます。
プロフの誘導は「もっと知りたい」をベースに
「フォローしておくと投稿を見逃しません」とか「フォローはこちら」というコピーはオススメしません。
誘導色が強く出るので。
それよりも「投稿で深掘りしてます」「関連投稿はこちら(自分をメンション)」などの、「もっと知りたい」を原動力にしてあげるのがベスト。
あくまで自然な誘導を心がけてください。
⑦ 9割に嫌われないリール作り5つのポイント
平均視聴時間を伸ばしオススメに出るために、嫌われないリール動画にしましょう。
そのために気を付けるべきことを5つのポイントで紹介します。
- 音楽をつける
- 目だけで理解できる
- 画面に動きをつける
- 情報を詰め込みすぎない
- 情報に高低差をつける
音楽をつける
とりあえず音楽つけておけばOKです。
自分が話すコンテンツでも、BGM的に後ろで流しておきましょう。
「どの音楽使えばいいわからない」という人は、とりあえずリールの音源からトップに表示されているのを選べばOKです。
また、リールを見ていて「この曲使えそうだな」とか「流行ってそうだな」と思ったら、音源の保存をしておきましょう。
「保存済み」のところにブックマークしておいて、編集のときに足すことができます。
ぼくのリール動画を開いて、画面下に音楽名が出ているので、そこをタップすると同じ音源が保存できます。
バズる音源の見つけ方
音源の利用回数が2万越え前後を見つけるといいみたいです。
人気曲になる前くらいで使って、そのあと音源がバズってリール動画も伸びやすくなるという仕組み。
aviciiのこの曲は45万回なので、すでに人気曲入り。
20万回越えになる前までが一番伸びやすいようです。
ただこれも海外マーケター情報で、どこまで正しいかわかりません。
実際ぼくの10万回越えのリールの音源も、利用回数10回、600回、5万回など、ばらつきがありますね。
1つの指標にするくらいがいいかなと思います。
目だけで理解できる
TikTokでは、15〜30秒のトークショートムービーがバズってることもあります。
が、リールでは明らかにそういう動画の再生回数が少ないです。
後述しますが、海外人気TikToker(フォロワー46万人)のJacksonさんのトーク系動画も、リールでは全然再生が伸びてません。
ぼくが「指差しダンス」でバズっている理由も、トーク系よりも消費カロリーが低いことが要因かなと。
もちろん、今後リール全体のユーザーリテラシーが上がって、「短いトークを聴く」みたいな文化が育つと、この傾向は変わってくると思います。
それまでは、リール全体の傾向(話すリールがない)ことを考慮して、流れで見れる目だけで理解できる動画で攻略していきましょう。
画面に動きをつける
これはYouTubeでもよく言われてることですね。
視聴者を飽きさせないために、画面に動きをつけましょう。
テロップ表示、複数動画を繋げる、エフェクトを入れる、などの対応でOK。
15秒くらいの動画であれば、編集もそこまで大変じゃないので、サクッと自分で作れるのも魅力ですね。
ぼくのリール動画も、リールの編集機能だけで作っています。
編集に苦手意識ある人でも、直感的な操作で作れるので、まずは1本作ってみましょう。
情報を詰め込みすぎない
TVCMと同じ。
せいぜい15秒で伝えられることには限界があります。
すべてを伝えようとしないことが大切です。
「ワンリールワンメッセージ」。1つの切り口に絞って情報を削いでいきましょう。
あくまでリールはフック。「ちょっと物足りないな」くらいの情報でOKです。
情報に高低差をつける
動画の絵面(見た目・音楽)はエンタメよりで、中身の情報は少しだけ難しくするというのがオススメです。
見た目も中身も浅すぎると、それはそれで離脱要因になります。
例えば「フリーランスになる方法」で、「今すぐ会社をやめよう!」「自分で稼ごう!」だけの情報はさすがに浅すぎ…。
もう少し深掘りして、「もしものときは失業保険も使える」「クライアントを見つけてからやめよう」みたいな情報を入れると、離脱率が下がります。
一遍上人の「踊り念仏」みたいなイメージでしょうか。ちょっと違うかも(笑)
⑧ 浅く広く届け投稿で深堀
リールはフック。投稿でフォローへのCVを狙いましょう。
リールからの訪問は「抵抗感」の塊
リールユーザーは基本エンタメ目的なので、プロフに訪問したときは「フォローへの抵抗感」をもっていると思ってください。
それを、プロフィール(自己紹介)、ストーリーズ(ハイライト)、投稿などで払拭していきます。
リールを見てる人が、「この人どんな人かな?フォローして大丈夫かな?」という状態であることを忘れないように。
リールは看板、投稿は資料請求
「リールは看板、投稿は資料請求」というイメージで運用すると、情報の高低差が保たれて、導線がシンプルになります。
街中の看板で難しい情報(原子核の中に陽子と中性子があって、その中にクォークがあって…)をわざわざ出さないですよね。
看板はあくまでフックで、人を惹きつける役目。「【世紀の大発見】原子核より小さい物を見つけました!」くらいでOK。
「もっと知りたい」となって、資料請求や見積もり依頼をするわけです。
リールと投稿の情報バランスの取り方
「ゼロからフリーランスになる方法」で考えてみましょう。
<リール>
「リスクゼロでフリーランスになる方法」
- 副業からスタート
- 手持ちとスマホとPCでOK
- クラウドサービス、ランサーズ登録
- Webライター案件に応募
- Twitterとnote開設
- Amazonアフィリエイト提携
- 1日1〜3時間作業
- 月20万円以上になったら独立
リールでは、ザッと流れを見せるイメージですね。その中に具体的なサービス名を入れてあげることで、保存やプロフィール訪問にもつながります。
<投稿>
「スキルゼロでフリーランスになった方法」
- 自分のメディアを作った
- WordPressを開設
- ASPに登録
- 単価5,000円の案件と提携
- セールスライティングを実践
- 稼いでいるブログを研究
- 700記事書いたら月30万円に
見た目の情報的にはあまり差はないですが、より具体的で細かい情報の補足を投稿内でしていきます。
リールで興味をもったユーザーが、こういった投稿を見ることで「浅い情報だけでなく具体的な方法も知れる」となってフォローに繋がります。
⑨ 海外事例をリサーチしてマネる
国内事例も重要ですが、アルゴリズムの変化などは海外のほうが早い傾向にあります。(機能が優先的に開放される)
それもあって、海外TikTokerやインスタグラマーは、いち早くトレンドを察知して動画に落とし込んでいます。
「それを見てとりあえずマネするという戦法」で、ぼくもここまで伸ばしてきました。
ここでは、ぼくが参考にしている海外マーケターと、日本と海外に共通するリールの傾向を紹介します。
参考にしている海外マーケター
こういう人たちが出してバズってる動画をひたすら研究します。
そうしていると、アルゴリズムが似たような動画をオススメしてくれるので、さらにバズってる他の動画も知れるという流れ。
トーク系リールは海外もバズりにくい
TikTokフォロワー46万人のJacksontipsさんのインスタフォロワーは900人。
リールを見てみると、ほとんど再生が回っていません。
もちろん、最近始めたアカウントであまり力を入れていないというのもあるかもしれませんが、動画によっては数万回の差があります。
1枚目(上)がインスタ、2枚目(下)がTikTok。
インスタでは全然ヒットしてないと言えます。
トーク系でも画面解説コンテンツはリールでも伸びる
TikTokフォロワー140万人のsimplydigitalさんは、インスタもうまく攻略しています。
リールの再生回数もある程度回っているし、投稿にもリールをうまく活用して、投稿自体をバズらせています。
リールを投稿画面にそのまま出すのではなく、カルーセル(複数枚投稿)のスタイルを維持しながら、スワイプすると動画(元はリール)という形。
投稿の世界観(パッと見たとき整理されている)を維持しながら、リールを有効活用する天才的な方法です。
結論、リールは今のところ「トークだけ系」は伸びにくい傾向ですね。
⑩ 顔出しせずに伸ばす方法
顔出しせずにリールを伸ばすことは可能です。
SNSで身バレしたくない人はこちらの方法も試してみてください。
「実際の画面で解説する系」動画がオススメ
この投稿をInstagramで見る
この動画は顔出さずに、6万回ほど再生が回っています。保存数も200超え。
保存される動画を作る
ビジネス系で顔を出さずに伸ばすのであれば、「保存」される投稿を目指すと基本外しません。
内容にもよりますが、実際のやり方解説の動画は保存が増えやすい傾向。
ちなみに、TikTokは顔出ししてる動画よりも明らかに伸びがいいです。
「保存」が増えるリール3つのポイント
- 自分が保存している投稿を確認する
- これから始める人に向けた内容
- 少し具体的な情報も入れる
まず、自分の保存欄を確認しましょう。
「なぜ保存ボタンを押したのか?」を言語化すると、イメージしやすくなります。
- 新情報があったから
- いつかやろうと思った内容だったから
- あとで読み返したいとおもったから
- もう1回見たいと思ったから
- 動画作りの参考になったから
- 伸びてるリールだったから
だいたいこのあたりの理由になると思います。
あとはターゲットに合わせた「初心者向けの情報」にしつつ、少し先のことを見せるイメージで具体的な情報も入れておきます。
これで、「ただ浅い内容」から脱却できて保存が増えます。
ニッチな有益情報にするのもあり
初心者ブロガー向けの動画を出しているさかもとさん。
顔出しはしていますが、この作り方なら別に画面だけでもOK。
ゼロから始める人向けよりは、すでに始めている初心者をターゲットにしています。
大きくバズることはないですが、購買層にリーチできるので選択肢の1つにしてみてください。
作り方の参考になるamiさんのリール
この投稿をInstagramで見る
海外アカウントをかなり研究してますね。
顔出しもしてますが、画面だけでも十分伸びる動画だと思います。
リールの作りの参考にどうぞ。
やってみて研究しながら自分なりの攻略法を見つけよう
10のポイントを解説しましたが、一番大事なのは実際にやってみること。
そして、伸びている動画を参考に、自分のスタイルを見つけることです。
「自分の型を作る」をまず目標に。
インスタ、Twitter、ブログすべて共通しています。
「自分の型」ができると、制作が楽になるので、継続しやすくなります。
【追記①】リールは毎日更新しないほうが伸びるかも
海外インフルエンサーのVanessaさんのアカウントの伸びがちょっと悪くなっています(2021年9月後半−10月)
また、他の日本のビジネス系アカウントをみていても、リールなどの毎日投稿で伸びているアカウントが少ない状況。
このことと、自分のアカウントの体験からわかることを、推察ベースではありますが書いておきます。
インスタは適切なコンテンツ量を重視している説
結論、インスタはハイペース更新アカウントをそれほど重視してない可能性が高いです。
インスタ側の目線から考えてみましょう。ハイペース更新には3つのデメリットが存在しています。
【インスタ側から考える】毎日更新3つのデメリット
- 情報量に限界がくる
- ユーザーの時間を奪いすぎる
- クリエイターがインスタ中毒になる
情報量に限界がくる
まず大切な前提が、「人間が1日に取れる情報には限界がある」ということ。
購入者限定で質問受け付けます
インスタのDMに、質問内容をまとめてメッセージください。
条件は、「実際に動いてみて気になったことやわからなかったこと」を前提に質問ください。
微妙な質問はスルーしますので悪しからず。