小1の壁に備える! 「時給900円の派遣社員」から「子どもとの時間をたっぷり取れる時給5000円のママフリーランス」になったキッカケとは? 

小1の壁に備える! 「時給900円の派遣社員」から「子どもとの時間をたっぷり取れる時給5000円のママフリーランス」になったキッカケとは? 

小1の壁に備える! 時給900円の派遣社員だった私が子どもとの時間をつくるためにママフリーランスへ

・小1の壁をどう乗り越えたらいいの? 子どもを十分にフォローできるか不安……
・子どもが小学校にあがったら、このまま会社にいつづけるのは厳しそう……
・在宅ワークにトライしたいけどスキルも資格もない……
ゆらり
ゆらり
お子さんが小学校に入るにあたり、パパママが意識しはじめる「小1の壁※」。とくに、働き方が変わることに不安を覚えるママは多いと思います。

 

※小1の壁とは、子どもが小学校に入る際、家族が乗りこえなければいけないハードルのこと。

「小1の壁」の例:
・延長保育がないため、パパママが時短勤務に切り替えなければならない
・長期休みや学校行事の参加があり、パパやママの負担が増える
・宿題や学童のお弁当づくりなどのサポートをしなくてはいけない など

 

今回はそんな小1の壁を乗りこえたい人向けに、2児のママでありInstagramの運用代行をしているフリーランスの ”さにさん” にインタビューをしてきました!

・新しい働き方を決意したきっかけは?
・フリーランスになって子どもとの向き合い方にどんな変化があった?
・小1の壁に向けてどんな準備をしてきた?

 

さにさんは、上のお子さんが3歳のときから「小1の壁」を意識して、フリーランスになるためにコツコツ行動されてきたそう。

お子さんが小学校に上がる前のパパさん・ママさんはぜひ参考にしてみてください。

また、このインタビューを音声で聴きたい方はこちらをクリック!(Voicyに飛びます)

小1の壁が不安…… 新しい働き方を決意

ゆらり
ゆらり
さにさん、よろしくお願いします! 簡単に自己紹介をお願いできますか?
よろしくお願いします! 現在フリーランス3年目に突入しました。Instagramの運用代行をメインに仕事をしています。
上の子は5歳の年長さん、下の子が2歳。2人の子どもを抱えながらフリーランスとして活動しています。
さに
さに

ゆらり
ゆらり
可能な範囲で実績や収入をお聞きしてもいいでしょうか?
Instagram運用代行の実績だと、2年間イケハヤさんのアカウントを担当しており、他にも複数名クライアントさんがいらっしゃいます。波はあるものの、収益は毎月30から50万円ぐらいです。
さに
さに
ゆらり
ゆらり
「今からフリーランスになりたいな」「在宅ワークしたいな」と思っているママさん達からすると、とてもいいロールモデルになりそうですね。

派遣社員として復帰せず、フリーランスの道を選ぶ!

ゆらり
ゆらり
さっそくですが、なぜフリーランスの働き方に挑戦しようと思ったのか、きっかけを教えてください。
フリーランスになろうと思ったのは、下の子が0歳で育休に入っていたときです。
わたしはもともと派遣社員をしていたのですが……職場に復帰するか迷っていました。育児をしながら仕事ができるかなと不安で(笑)
さに
さに

ゆらり
ゆらり
会社員として働きつつ子育てするのは大変ですよね。
朝9時にバタバタしながら2人の子どもを連れて保育園に行き、そのあと通勤して時給900円で5時間くらい働く。
仕事が終われば、買い物に行く間もなく保育園へ行き、そのあと夕飯をつくって……という姿を想像したときに「これはムリかな」と思ったんですよね。
さに
さに

ゆらり
ゆらり
想像するだけで、わたしも涙が出そうになります……。
そうなんですよね(笑)そこで「在宅で働けたらいいんじゃないか?」と考えたんです。
さに
さに

ゆらり
ゆらり
具体的には何をされたんですか?
GoogleやYouTubeで調べました。そこでビジネス系インフルエンサーの発信をたくさん見たんですよ。マナブさんやイケハヤさんの発信が多かったですかね。
さに
さに
そうしたら「在宅で働けるスキルを自分で身につければいいんだ。派遣社員として復帰せずにフリーランスになっちゃえ」となり、思い切って独立しました。
さに
さに

ゆらり
ゆらり
いや~すごい思い切りですね(笑)そのとき「小1の壁」は意識されていたんですか?
はい。上の子が3歳のときに、保育園に行きたくないと毎日泣いていて、わたしも毎朝消耗していました。「これがずっと続くのかぁ……小学生になったらどうなるんだろうか」と。
さに
さに

ゆらり
ゆらり
小学生になったら「いってきまーす! 」といきなり態度が変わるとは考えにくいですよね。
最近では子どもも大きくなったので、イヤイヤいう日は少なくなってきました。でも娘は「小学校はどこにも行かない」って今も断言してるんです(笑)
さに
さに

ゆらり
ゆらり
ロックですね!
この子が小学1年生になったときに「学校へは行きたくない」と言う中で「行きなさい」と無理やり連れていく。そして「大丈夫かなぁ」と思いながら会社で仕事するのも不安だったんですよね。
さに
さに

小1の壁の準備(フリーランス独立)をするまで

ゆらり
ゆらり
フリーランスとして最初は何をしたんですか?
育児ブログですね。「作文の延長みたいな感じでいけるだろう」と軽い気持ちでブログを始めたのですがまぁ書けないし、やり方がわからない(笑)
もちろん、ほとんど読まれることもなかったので、収益も発生しませんでした。
さに
さに

勇気をふりしぼってサロンへ!

ゆらり
ゆらり
ブログのあとは方針転換されたんですか?
Twitterでママブロガーさんが「オンラインサロンに入ってます」と投稿しているのを見つけました。「わたしも入ってみよう」と思って、複数のオンラインサロンに入りました。
さに
さに

ゆらり
ゆらり
でもオンラインサロンに入るのって結構勇気がいりませんか?
最初は「オンラインサロンって何? 大丈夫? そもそも運営者は何者なの? 」と思いました。かなり勇気が必要でしたね。
Discord※を使ったこともなかったので「このリンクを踏んで大丈夫かな!? 」と思って安全なプラットフォームかどうかも調べました(笑)
さに
さに

※サロンでよく使われるコミュニケーションツール

ゆらり
ゆらり
実際にオンラインサロンに入ってみていかがでしたか?
すごくいい環境でした。わたしと同じように在宅ワークを頑張っているママさんが多く、同じ境遇の仲間ができたので「オンラインサロンって怪しくないんだ」と安心できました。
さに
さに

ゆらり
ゆらり
さにさんが慎重に調べて「このサロンだったら大丈夫そう」と思えたからこそ、いい環境のサロンに入れたんでしょうね。
SNSで知らないアカウントから突然送られてくるメッセージや甘い勧誘に乗らずに、自分で調べたのはよかったかもしれないですね。
さに
さに

サロンがきっかけで仕事を受注

ゆらり
ゆらり
サロンでもお仕事を受注されたんですか?
そうです。しゅうへいさんが運営していた「しゅうへいサロン」がLINEからDiscordに移行する際に、コミュニティ内で使えるスタンプを勝手につくったんです。誰かの投稿に「いいね」や「ありがとう」と押せるスタンプですね。
さに
さに

ゆらり
ゆらり
積極的ですね。提案するときは不安じゃなかったんですか?
すごく不安でした。「これ送っていいんだろうか。わたしがこんなことしていいんだろうか。迷惑じゃないんだろうか。」と、何度も迷いましたね(笑)
でも「つくったし、やっちゃえ! 」と思って、しゅうへいさん宛に送りました。
さに
さに

ゆらり
ゆらり
しゅうへいさんはどんなリアクションでしたか?
しゅうへいさんは「ありがとうございます! 」と言って、使ってくださいました。
そして、そのやり取りを見ていたイケハヤさんからお仕事の依頼がきたんです。TwitterからDMがきて「ぼくのお仕事を手伝ってもらえませんか? 」といわれました。
さに
さに

ゆらり
ゆらり
直々にオファーをもらったということですよね。イケハヤさんからオファーをもらうケースは非常にレアなのでは?
本当にたまたまが重なったんですけど、すごくいいタイミングでした。ちょうど同じタイミングで「フリーランスになる」と決意していたので。
さに
さに
ゆらり
ゆらり
でもそのきっかけはさにさんがスタンプをつくり、勇気を出してサロンでGIVEをしたからですよね。このお話はサロンで仕事を受注したい人の参考にもなると思います。

夫は残業あり会社員……ワンオペ育児に苦戦

ゆらり
ゆらり
お仕事が軌道に乗ってきたとき、家事や育児のほうはどんな状況でしたか?
もう……本当に大変でした。2人から抱っこをせがまれるし、どっちかが常に泣いているし、夜中になったら0歳の子は夜泣きで起きてしまうし。
保育園にあずけても、どっちかがいつも体調が悪くて、仕事できる時間をなかなか確保できませんでしたね。
さに
さに

ゆらり
ゆらり
お子さんが小さいと体調の変化もあるでしょうし、ずっと見ていないといけませんよね。
そうなんですよ。当時はどうやって家事をまわしていたかよく覚えていません(笑)
さに
さに

ゆらり
ゆらり
パートナーの方は育児に協力的でしたか?
基本的には協力してくれます。ただし会社員なので、朝の7時に家を出て残業をして帰ってきて……と、その頃にはもう子どもたちのご飯とお風呂は終わっているんですよね。
さに
さに

ゆらり
ゆらり
じゃあ実質ワンオペだったということですね!?
そうです。わたしが寝かしつけするしかなくて、夜泣きや授乳、おむつ替えも全部対応していました。
わたしの悪かったところでもあるのですが、人に頼らずに全部ひとりでやって、自分がしんどくなっちゃってた部分もありました。
さに
さに

ゆらり
ゆらり
朝から夜通しワンオペ育児をして大変な中、仕事はどのようにこなしていましたか?
フリーランスになってからは子どもを2人とも保育園にあずけられたので、朝の9時から4時くらいまで仕事に集中できました。
さに
さに

ゆらり
ゆらり
保育園にあずけられるのは大きいですね。
ただ、熱で子どもが家にいるときもしょっちゅうあって、そんなときは夜中や早朝に起きて、ムリヤリ時間をつくっていましたね(笑)
さに
さに

子どものケアができるように。独立後の変化

ゆらり
ゆらり
働き方を変えてから、お子さんのケアができるようになったなど、いい変化はありましたか?
フリーランスになって通勤時間に制限がないのはよかったですね。子どもが8時半まで寝ていようが、9時をすぎてパズルで遊ぼうが「じゃあ気が済んだら登園しようか」と言えるのは本当に気が楽です。
朝の時間に余裕があるってこんなに違うんだな、と思いました。
さに
さに

ゆらり
ゆらり
お子さんの「保育園に行きたくない問題」もありましたよね。
「今日はがんばるけど、明日はお休みしたい」とぐずることもあるんですよ。4、5歳になるとそういう知恵も出てくるので(笑)
さに
さに

そういうときは「わかった。じゃあ明日はお休みしてお買い物や公園に行こうか」と言えるようになりました。
フリーランスになって、子どもの気持ちを優先しながら仕事ができるようになったのは本当に大きな変化でした。わたしにとっても子どもにとっても、心に余裕ができた感じがします。
さに
さに

在宅ワークで小1の壁への不安を解消

ゆらり
ゆらり
これから小1の壁を迎えられると思うんですけど、以前抱えていた不安や焦りに変化はありましたか?
以前に比べると、小1の壁に対する不安は減ったと思います。フリーランスなら、学校の授業が終わって子どもが帰ってきたときに家で待っていられるので。
さに
さに

ゆらり
ゆらり
学童に入れることや、かぎっ子にするなどの選択肢もありますもんね。
さっきも言ったように、うちの子は「小学校には行かない!」と断言するような子なので……(笑)
独立してわたしが家にいられる状態にして、子どもをケアできる環境をつくりたかったんです。そういった面でも、今は以前ほどの不安はないですね。
さに
さに

ゆらり
ゆらり
学童にあずけるより、さにさんご自身でお子さんをケアするのが一番安心ですよね。
そうですね。それに自分自身が学童に通っていないので、どんな場所でどんなトラブルが起きるのかイメージがつかなくて。
「そういう空間にあずけてまで、派遣社員の仕事を続けるのって理想的かな? 」って考えたときに、ちょっと違うなと思ったところもあるんですよね。
さに
さに

ゆらり
ゆらり
ちなみに小1の壁のひとつに「長期休みが大変」という話がありますが、そのあたりはどうお考えですか?
子どもがやりたいことを優先させたいなと思っています。たとえば、うちの子は2人とも海好きなので浜辺に連れていったり、夏休み限定のイベントに行ったりして過ごせたらいいなぁと。親はきっと疲れるんでしょうけど、思い出をつくるのも大事かなと思っています。
さに
さに

小1の壁に備えるための仕事術

ゆらり
ゆらり
お子さんと一緒にいる時間を増やすためには、仕事のすすめ方を工夫する必要がありそうですね。そのあたりの対策はされていますか?
Instagram運用代行のチームを組んでいます。わたしがディレクターとして案件をとってきたり、クライアントとやりとりをしたりしていますね。
なので複数の案件があっても、わたし自身が稼働している時間は結構少ないんですよ。
さに
さに

ゆらり
ゆらり
仕組みができあがっていれば、長期休みも乗りこえられそうですね。
長期休みはずっと子どもが家にいて、仕事に対応できないことも多いと思います。このままチームのスタッフのお力を借りながら、仕事を続けられたらいいなと考えています。
さに
さに

ゆらり
ゆらり
小1の壁を迎える準備はもうバッチリですね!
自分でもここまでできるとは予想していませんでした(笑)でも「小1の壁を乗りこえる」っていうところをずっとずっと目指してきたので、自然とそうなったんだと思います。
さに
さに

小1の壁へ不安を持つママへのメッセージ

ゆらり
ゆらり
独立前のさにさんと同じように、小1の壁の不安を抱えている方はたくさんいるはず。その人たちは第一歩として、まず何をしたらいいでしょうか?
第一歩は、本当に何でもいいからやってみること。
アクセサリーをつくるのもいいし、動画編集をしてTikTokに流してみるのもありですね。本当に何でもいいので「これで稼げるんだ」っていうのを実感・体験するところが大事だと思います。
さに
さに

ゆらり
ゆらり
さにさんも最初はブログから始めて、そのあと色んなことを経験してInstagram運用に行きついたんですよね。
そうです。色々試していくなかで「これは意外と好きかも」と思えるものを見つけたら、そこからどんどんお仕事に変えていけると思います。
とりあえず興味を持ったものに手を出して、チャレンジしながら自分に合うものを見つけていくのが、まず最初にやるべきことですね。
さに
さに

ゆらり
ゆらり
では最後に「小1の壁」に不安を持つ人へメッセージをお願いできますか?
わたしは小1の壁を乗りこえるために3年間がんばってきて、ようやく理想の環境をつくれました。
さに
さに

ここまで読んでくれた方は「準備に3年もかかるのか……」と思う人もいるかもしれません。でも、年少さんや年中さん、年長さんのお子さんがいるご家庭でも、今から準備できることはいっぱいあると思います。一緒にがんばっていきましょう!
さに
さに

ゆらり
ゆらり
小1の壁に備えるには「まずはやってみること」が大事ですね。以前のさにさんと同じ不安を持っている人に勇気を与えられる内容だったのではないでしょうか。
さにさん、ありがとうございました!
ありがとうございました!
さに
さに

今回インタビューした ”さにさん”  も入学している『フリーランスの学校』では、無料で動画講座を配信しています!

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インタビュイー:さにさん(@sani_sunny2020)
インタビュアー:ゆらり(@yurarigurashi)
ライター:ゆらり(@yurarigurashi)
編集:中村昌弘(@freelance_naka)
アイキャッチデザイン:おこめ(@ocome_17)

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